庭木の葉が黒くなっている。
葉の表面に黒い汚れのようなものが広がっている。

このような症状がある場合、すす病の可能性があります。

すす病は庭木でよく見られる病気の一つで、放置すると木が弱る原因になることがあります。

実際の現場でも

  • 葉が黒くなっている
  • 木が元気がない
  • ベタベタしたものがついている

こうした相談で見つかることが多い病気です。

この記事では庭師の視点から

  • すす病とはどんな病気か
  • 発生する原因
  • 対処方法
  • 予防のポイント

をわかりやすく解説します。


すす病とはどんな病気?

すす病とは、葉や枝に黒いカビのようなものが付着する病気です。

名前の通り、まるで煙のすすがついたように葉が黒くなります。

すす病そのものは植物の内部に侵入する病気ではありませんが、葉の表面を覆ってしまうため

  • 光合成ができなくなる
  • 木の元気がなくなる

といった影響が出ることがあります。


すす病が発生する原因

すす病は、実は植物の病気というよりも

害虫が原因で発生することが多い病気です。

特に関係が深いのが

  • カイガラムシ
  • アブラムシ

などの害虫です。

これらの虫は植物の汁を吸いながら生活し、甘い排泄物を出します。

その排泄物をエサにして黒いカビが発生し、すす病になります。

カイガラムシについては、こちらの記事でも解説しています。

👉カイガラムシの駆除方法


すす病の見分け方

すす病の特徴は

葉の表面が黒くなることです。

見た目は汚れのように見えますが、触ると

・指が黒くなる
・粉のように落ちる

ことがあります。

また、葉をよく見ると

  • カイガラムシ
  • アブラムシ

などの害虫が見つかることもあります。



現場でよくあるすす病の被害

造園の現場では

カイガラムシが増えてすす病になっている庭木

をよく見かけます。

特に

  • 剪定されていない庭木
  • 枝が混み合っている木

で発生することが多いです。

枝が密集していると

  • 風通しが悪くなる
  • 害虫が増えやすい

ため、すす病の原因になります。


すす病が出やすい庭木

すす病は多くの庭木で発生します。

例えば

  • モミジ
  • シマトネリコ
  • オリーブ
  • ツバキ
  • サザンカ
  • サルスベリ

などです。

庭木図鑑の記事でも紹介している庭木にも発生することがあります。

👉【庭木図鑑】シマトネリコの剪定時期と育て方|大きくなりすぎる理由と対処法
👉【庭木図鑑】モミジの剪定時期と育て方|自然な樹形を保つ庭師の管理方法

すす病の対処方法

すす病の対処で一番大切なのは

原因となる害虫を減らすことです。

例えば

  • カイガラムシをブラシで落とす
  • 薬剤を使う
  • 枝を剪定して風通しを良くする

などの方法があります。

すす病がついた葉は、水で洗い流すと落ちることもあります。


すす病を予防する方法

すす病を防ぐには

庭木の環境を整えること

が大切です。

例えば

  • 枝を透かす剪定
  • 日当たりを確保する
  • 害虫を早めに対処する

こうした管理をすることで発生を防ぐことができます。

すす病に効く薬剤

すす病は黒いカビが葉の表面に付く病気ですが、原因の多くはカイガラムシやアブラムシなどの害虫の排泄物です。

そのため、すす病の対策では 原因となる害虫を減らすこと が重要になります。

庭木でよく使われる薬剤には次のようなものがあります。

  • マシン油乳剤
  • オルトラン粒剤
  • ベニカXファインスプレー

マシン油乳剤は、カイガラムシなどの害虫を物理的に窒息させる作用があります。冬に散布することで、害虫の発生を抑える予防効果もあります。

オルトラン粒剤は土にまくタイプの薬剤で、植物が吸収した成分が害虫に作用します。アブラムシなどの対策にも使われることが多い薬剤です。


プロの視点|すす病は害虫対策が重要

すす病を改善するためには、いくつかの対策を組み合わせることが大切です。

まずは 原因となる害虫を取り除くこと です。
カイガラムシなどが付いている場合は、歯ブラシやヘラなどでこすり落とす方法が効果的です。

すす病の原因は、ほとんどの場合

害虫の排泄物

です。

そのため

すす病だけを対処しても、害虫が残っていると再発します。

まずは

  • カイガラムシ
  • アブラムシ

次に 枝を剪定して風通しを良くすること も重要です。
枝が混み合っていると害虫が発生しやすくなり、すす病の原因になります。

また、葉についた黒いすすは 水で洗い流すことで落ちることもあります。

つまり、すす病の対策は

  • 害虫を減らす
  • 風通しを良くする
  • 葉の汚れを落とす

この3つが基本になります。


日和舎の庭木管理の考え方

日和舎では

毎年軽く整える剪定

をおすすめしています。

枝が混み合うと

  • 害虫
  • 病気

が発生しやすくなります。

定期的な剪定をすることで

  • 風通し
  • 日当たり

を保つことができ、庭木も健康に育ちます。


まとめ

すす病は庭木でよく見られる病気です。

多くの場合

カイガラムシやアブラムシが原因

で発生します。

対策のポイントは

  • 害虫を減らす
  • 風通しを良くする
  • 定期的に剪定する

ことです。

庭木の環境を整えることで、すす病の発生を防ぐことができます。


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