【庭木図鑑】オリーブの剪定時期と育て方|“切った感を出さない”自然樹形の剪定を庭師が解説
おしゃれなシンボルツリーとして人気の高いオリーブ。
近年では
- 洋風住宅
- ナチュラル外構
- ドライガーデン
などと相性が良いことから、庭木として植えられることがかなり増えています。
一方で実際の現場では
- 大きくなりすぎた
- 枝が暴れて手がつけられない
- 道路や隣地にはみ出している
といった相談も非常に多い木です。
今回も実際の現場で、かなり大きく育ったオリーブを剪定させていただきました。
お客様からは
- 手がつけられない大きさになった
- カーブミラーに枝がかかり危ない
- できるだけ自然にしてほしい
とのご依頼。
そこで今回は
👉 「小さくする」ではなく
👉 「オリーブらしさを残しながら整える」
ことを意識して剪定しました。
この記事では実際の施工写真とともに
- オリーブの特徴
- 自然樹形を活かす剪定
- 切った感を出さない考え方
- オリーブが暴れる理由
- 発生しやすい害虫や病気
について、庭師の視点から詳しく解説します。
オリーブとはどんな木?
オリーブはモクセイ科の常緑樹で、地中海沿岸を原産とする木です。

乾燥した気候を好み、強い日差しにも比較的耐えることから、日本でも庭木として人気があります。
特徴は
- 銀白色の葉
- 柔らかい枝ぶり
- 自然な樹形
です。
特に風に揺れた時の葉の見え方は非常に美しく、シンボルツリーとして選ばれる理由の一つになっています。
オリーブの特徴
オリーブには、他の庭木にはない独特の特徴があります。
四方八方に伸びる枝が魅力
オリーブは枝が自由に広がる木です。

この
👉 「少し暴れるような枝ぶり」
が、オリーブらしい魅力でもあります。
そのため、丸く作り込みすぎたり、強く切り詰めすぎると
- 不自然になる
- 一気に雰囲気がなくなる
ことがあります。
オリーブは
👉 “整えすぎない美しさ”
を持つ木だと思います。
成長が早く、放置するとかなり大きくなる
オリーブは「おしゃれで育てやすい木」というイメージがありますが、環境が合うとかなり成長します。

特に
- 日当たりが良い
- 水はけが良い
- 肥料が効いている
環境では勢いよく枝が伸びます。
その結果
- 樹冠が広がる
- 徒長枝が暴れる
- 隣地にはみ出す
といったことも起こります。
実際の現場でも
👉 「気づいたら大木になっていた」
という相談はかなり多いです。
銀葉が光を反射する
オリーブの葉は表が緑色、裏が銀白色になっています。
風が吹いた時に葉裏が見えることで、独特の柔らかい雰囲気が出ます。
この質感は、他の庭木にはなかなかない魅力です。
オリーブの剪定時期
オリーブの剪定は
👉 春〜初夏
に行うことが多いです。
ただしオリーブは非常に芽吹く力が強いため、強剪定をすると
- 徒長枝が大量に出る
- 樹形が暴れる
原因になります。
そのため
👉 「どこを切るか」
がかなり重要になります。
オリーブの剪定方法(庭師の考え方)
今回の剪定で一番意識したのは
👉 「切った感を出さないこと」
です。
“切った感”が出る剪定とは?
オリーブでよくあるのが
- 外側だけを詰める
- 丸く刈り込む
- 強く高さを落とす
剪定です。
これをすると
- 枝の流れが消える
- オリーブらしさがなくなる
- 数年後さらに暴れる
ことがあります。
特にオリーブは
👉 「枝の抜き方」で雰囲気が決まる木
だと思っています。
自然樹形を活かす剪定
今回の剪定では
- 不要枝を整理
- 混み合いを改善
- 枝の流れを整える
ことを中心に行いました。


ただ小さくするのではなく
👉 「自然に軽く見えること」
を意識しています。
あえて内向枝を残す理由
通常の庭木剪定では
👉 内向枝は切る
ことが多いです。
ただオリーブでは、全部抜いてしまうと
- スカスカになる
- 人工的に見える
ことがあります。
そのため今回は
👉 “必要な内向枝はあえて残しています”
枝同士のつながりや流れを見ながら
- どの枝を抜くか
- どの枝を残すか
を決めています。
カーブミラーへの配慮
今回特に重要だったのが
👉 カーブミラーへの枝の干渉
です。
道路沿いの庭木では
- 景観
- 安全性
- 通行
も重要になります。
そこで今回は
👉 必要以上に切らず
👉 必要な範囲だけ整理
するようにしました。
現場でのお客様の反応
剪定後、お客様からは
👉 「見違えた!」
と言っていただけました。
特に
- 重たさがなくなった
- 明るくなった
- 自然でいい感じ
と喜んでいただけたのが印象的でした。
オリーブの剪定費用の目安
オリーブの剪定費用は大きさや作業条件によって変わります。
目安としては
- 小さめ:3,000円〜5,000円
- 中くらい:5,000円〜10,000円
- 大きい木:10,000円〜
程度になることがあります。
道路沿いや高木になると、作業難易度も上がります。
オリーブにつきやすい害虫
オリーブでは次のような害虫が見られます。
- カイガラムシ
- ハマキムシ
- オリーブアナアキゾウムシ
特にカイガラムシは
👉 すす病の原因
になることがあります。
詳しくはこちら👇
👉 カイガラムシの駆除方法
https://hiyoriya-space.com
👉 すす病の原因と対策
https://hiyoriya-space.com
オリーブに出やすい病気
- すす病
- 炭そ病
枝が混み合い、風通しが悪くなると発生しやすくなります。
オリーブは比較的乾燥を好むため
👉 “蒸れ”が大敵
です。
豆知識|オリーブは平和の象徴
オリーブは古代ギリシャ時代から
👉 「平和」や「繁栄」
の象徴として扱われてきました。
オリンピックや神話にも登場する、世界的に縁起の良い木です。
日和舎の庭木管理の考え方
日和舎では
👉 「木の魅力を消さない剪定」
を大切にしています。
オリーブは特に
- 自然な枝ぶり
- 柔らかい樹形
- 光の抜け感
が魅力の木です。
無理に小さくするのではなく
👉 数年単位で整えていく
管理がおすすめです。
まとめ
オリーブは
- おしゃれ
- 自然樹形が美しい
- 人気のシンボルツリー
ですが、放置するとかなり大きくなる木でもあります。
大切なのは
👉 「切りすぎないこと」
オリーブらしい枝ぶりを残すことで、木の魅力は大きく変わります。
そして庭木図鑑はまだ続きます。
オリーブのように
👉 「自然樹形を活かすことで美しくなる木」
は他にもあります。
次はどんな庭木が登場するのか。
同じように人気がありながら、剪定で差が出る木を紹介していきます。
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