【庭木害虫】カイガラムシの駆除方法|発生原因と対策を庭師が解説
庭木の枝や葉に、白い粉のようなものがついている。
よく見ると、小さな虫がびっしりついている。
それは カイガラムシ かもしれません。
カイガラムシは庭木でよく発生する害虫で、放置すると木を弱らせてしまうことがあります。
実際の現場でも
- 葉がベタベタしている
- 枝に白い虫がついている
- 木の元気がない
こうした相談で見つかることが多い害虫です。
この記事では庭師の視点から
- カイガラムシとはどんな虫か
- 発生する原因
- 駆除方法
- 予防方法
をわかりやすく解説します。
カイガラムシとはどんな害虫?
カイガラムシは植物の汁を吸って生きる害虫です。
名前の通り、体を殻のようなもので覆っているのが特徴です。
種類によって
- 白い綿のようなもの
- 茶色い粒のようなもの
など見た目が違います。
庭木では
- モミジ
- シマトネリコ
- オリーブ
- ツバキ
- キンモクセイ
- サルスベリ
など多くの庭木につくことがあります。
庭木図鑑の記事でも紹介している
👉【庭木図鑑】モミジの剪定時期と育て方|自然な樹形を保つ庭師の管理方法
👉【庭木図鑑】シマトネリコの剪定時期と育て方|大きくなりすぎる理由と対処法
などでも発生することがあります。
白いカイガラムシの正体
庭木に白い綿のようなものがついている場合、多くは コナカイガラムシ という種類のカイガラムシです。
実はこの白いもの、虫そのものではありません。
カイガラムシが自分の体を守るために出している ロウ状の分泌物 です。
このロウには
- 乾燥を防ぐ
- 天敵から身を守る
- 薬剤が体にかかるのを防ぐ
という役割があります。
つまり白い綿のように見える部分は、カイガラムシの防御装甲のようなものです。
そのためカイガラムシは、他の害虫に比べて薬剤が効きにくい害虫としても知られています。
カイガラムシはほとんど動かない虫
カイガラムシの特徴の一つが
ほとんど動かないことです。
一度枝や葉に取りつくと、その場所で植物の汁を吸いながら生活します。
そのため
- 枝に小さな粒がついている
- 白い綿のようなものが固まっている
ように見えることがあります。
虫というより、枝に付いた粒のように見えることも多く、気づきにくい害虫でもあります。
しかし放置すると少しずつ増えていき、枝全体に広がることもあります。
カイガラムシが発生する原因
カイガラムシが増える原因の一つは
風通しの悪さ
です。
枝が混み合っていると
- 湿度が高くなる
- 天敵が入りにくい
という環境になります。
このような環境ではカイガラムシが増えやすくなります。
また
- 剪定されていない庭木
- 日当たりの悪い場所
でも発生しやすくなります。
そのため
定期的な剪定
がとても大切です。
カイガラムシの駆除方法
カイガラムシの駆除にはいくつか方法があります。
歯ブラシなどでこすり落とす
数が少ない場合は、歯ブラシなどで落とす方法が効果的です。
枝についた虫を物理的に取り除きます。
薬剤を使う
数が多い場合は薬剤を使うこともあります。
代表的なものは
- マシン油乳剤
- オルトラン
などです。
薬剤を使う場合は使用方法を守ることが大切です。
現場でよく見るカイガラムシ被害
造園の現場では、カイガラムシが原因で
すす病
が発生していることがあります。
カイガラムシは甘い排泄物を出します。
この排泄物をエサにして
黒いカビ(すす病)
が発生します。
その結果
- 葉が黒くなる
- 光合成ができなくなる
- 木が弱る
という状態になります。
カイガラムシがつきやすい庭木
カイガラムシは多くの庭木につきます。
例えば
- モミジ
- シマトネリコ
- オリーブ
- ツバキ
- サザンカ
- サルスベリ
などです。
庭木図鑑の記事でも紹介している庭木にも発生することがあります。
カイガラムシを予防する方法
カイガラムシを防ぐには
風通しを良くすること
が大切です。
例えば
- 枝を透かす剪定
- 日当たりを確保する
こうした管理をすることで、発生しにくくなります。
プロの視点|カイガラムシは早期発見が大切
カイガラムシは
早く見つけるほど対処が簡単
です。
少ないうちなら
- ブラシで落とす
- 水で流す
だけでも対処できることがあります。
しかし増えてしまうと
- 枝全体に広がる
- すす病が発生する
など被害が大きくなります。
庭木を観察して、早めに対処することが大切です。
日和舎の庭木管理の考え方
日和舎では
毎年軽く整える剪定
をおすすめしています。
枝が混み合うと
- 害虫
- 病気
が発生しやすくなります。
定期的な剪定をすることで
- 風通し
- 日当たり
を保つことができ、庭木も健康に育ちます。
まとめ
カイガラムシは庭木でよく発生する害虫です。
放置すると
- すす病
- 木の弱り
につながることがあります。
予防のポイントは
- 風通しを良くする
- 定期的に剪定する
- 早めに対処する
ことです。
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