「現場で活かせる資格を取りたい」「キャリアアップしたい」──
そう思いながらも、忙しい毎日の中で勉強時間が取れずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
今回は、実際に2023年に2級造園施工管理技士の試験を受けて、2024年に合格通知を受け取った僕のリアルな体験談を紹介します。
仕事をしながら、夜中まで勉強した日々。
使った教材や問題集、試験当日の様子、合格後の変化まで、これから挑戦する人の参考になるように、できるだけ丁寧に書きました。
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2級造園施工管理技士とは?|資格のメリットと仕事での活かし方
造園業界で働くうえで、スキルや経験と同じくらい大切になるのが「資格」です。
その中でも「造園施工管理技士」は、現場での信頼や仕事の幅を広げるために、非常に重要な国家資格です。
まずは、2級造園施工管理技士の特徴や役割を押さえながら、「1級との違い」や「収入アップの可能性」についても具体的に見ていきましょう!
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2級と1級の違いをわかりやすく解説
2級と1級、どちらも「造園工事の計画・実施・安全管理」を担う資格ですが、対応できる工事の規模や責任の重さが違います。
項目 | 2級造園施工管理技士 | 1級造園施工管理技士 |
---|---|---|
工事規模 | 中規模まで(工事費3,000万円未満など) | 大規模な公共・民間工事全般 |
管理責任 | 補佐的な立場で現場を管理 | 主任技術者や監理技術者として全体管理可能 |
受験資格 | 実務経験2~3年あればOK | 2級合格+実務経験5年 or 7年などが必要 |
合格率 | 約40~50%(比較的高め) | 約15〜25%(かなり難関) |
🔍 わかりやすく言うと…
• 2級は「現場リーダーの補佐役」的な立場。
• 1級は「現場全体をまとめる責任者」。
現場で「主任技術者」として認められるのは1級ですが、2級でも小規模現場の責任者や見積対応ができるようになり、キャリアアップの第一歩になります。
とくに植木屋さんなど小規模事業者にとっては、2級でも資格手当がついたり、元請けになれたり、元請けの下で信用されやすくなるなど、かなり大きなステップアップです!

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造園施工管理技士の資格で収入は上がる?
結論から言うと、「上がる可能性は高い」です。
ただし、これは「資格を取ったからすぐ年収100万UP!」という単純な話ではありません。
収入が上がるかどうかは、**資格を“どう活かすか”**にかかっています。
✅ 収入アップにつながる主なケース
- ① 資格手当がつく会社に勤めている場合
→ 月1〜3万円の手当がつくことも。年収ベースで10〜30万円アップ。
- ② 元請け業者からの信頼が上がる
→ 資格の有無で「任せられる範囲」が変わり、直接仕事をもらいやすくなる。
- ③ 見積もり時の説得力が増す
→ 顧客に「資格者が施工管理しています」と伝えられ、単価の高い仕事につながることも。
- ④ 独立・フリーランスでの信頼アップ
→ 外注や協力業者として仕事を受ける際に、「資格あり」は選ばれるポイントに。
✅ 実際に収入が上がった人の声
ぼく自身も、2級を取ったあとで現場での見られ方が少し変わった感覚がありました。
「資格あるんやな!しっかりしてるな」と言われることが増えたり、
「この現場任せるで!」とチャンスの機会が増えたり。
その結果、残業や手当、責任の大きい仕事を引き受けることで収入にもじわじわ反映されてきています。
✨さらに、1級を取れば「年収100万円UP」も夢じゃないと言われています。
※もちろん個人差はありますが、特に公共工事の現場では1級がないと請け負えない仕事も多く、収入の差は大きくなる傾向があります。

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🧠資格は「武器」になる!ただし使い方次第
資格そのものが稼がせてくれるわけじゃありません。
でも、「ある人」と「ない人」では、明らかに選ばれ方・任され方が変わってきます。
とくに造園業界は、「信頼」と「実績」がものを言う世界。
その中で、「施工管理技士」は堂々と名乗れる肩書きであり、人生を変えるチャンスにもなり得る資格です。
2級造園施工管理技士を目指した理由
植木屋として働き始めて数年、現場にも少しずつ慣れてきたころ。
毎日忙しく動き回る中で、ふとこんな疑問がよぎるようになったんです。
「このままずっと、親方の言うことをこなすだけで終わるんかな……?」
先輩たちは確かに経験豊富で頼りになる存在やけど、
「技術がある=稼げる」とは限らない現実も見えてきた。
じゃあ自分は?って考えたとき、何か“資格”という形で力を証明したいって気持ちが芽生えました。
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現場で感じた限界と、資格への想い
造園って、見た目以上に責任が重い仕事です。
お客さんの大事な庭を預かる以上、判断ミスや管理の抜けは命取りになることもある。
でも資格がないと、いくら実力があっても大きな現場を任せてもらえなかったり、
「補佐」で終わってしまうことも少なくないんです。
そんな中で、2級造園施工管理技士は明確な「武器」になる資格やと感じました。
現場での信頼、待遇、収入、そして将来の独立。
全部に繋がる一本の線を引いてくれるのが、この資格やったんです。
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「落ちたくない」じゃなく「絶対に受かりたい」理由
正直、勉強はめっちゃ大変でした。
昼間は肉体労働で体クタクタ、夜は寝落ちしそうになりながら参考書を開く毎日。
でも、心の中ではずっと思ってました。
「ここで諦めたら、ずっと現場の歯車のままや」
「来年また同じ参考書開くとか、絶対イヤや」
その気持ちが、勉強の原動力になってました。
実際に合格通知を受け取ったときは、嬉しさよりもホッとした気持ちが強かったです。
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結論:この資格は「ただの資格」じゃない
2級を取った今でも思うけど、施工管理技士って“仕事の幅を広げるパスポート”みたいなもんやと思ってます。
自分が手を入れる庭に、もっと責任と誇りを持てるようになったし、
「この人に任せたい」って言ってもらえることが増えたのも、確実にこの資格のおかげです。
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2級造園施工管理技士の勉強法|働きながら合格するためのコツ
使ったのは「ADS建築設計サポート」の無料Web問題集
休憩やスキマ時間に使っていたのが、こちらのサイト👇
👉 http://www.ads3d.com/mondaizou/
スマホでも使いやすくて、ちょっとした空き時間に問題演習ができたのが大きかったです。
勉強時間は“AM1時まで”のガチ集中スタイル
普段なら寝てる時間に、「今日だけはやる!」と自分を追い込みました。
特に思ってたのはこれ👇
「絶対に1回で受かってやる。落ちてまた同じ勉強するなんてイヤや!」
その気持ちが、夜中まで机に向かわせてくれました。

宮入賢一郎さんのテキストが素晴らしい
独学でも安心して進められたのが、宮入賢一郎さんの2級造園施工管理技士の参考書。
専門用語が多くて難しそう…と思っていたところに、このテキストはまさに救世主でした。
✅ ポイント解説がシンプル
✅ イラストや図解が豊富でイメージしやすい
✅ 過去問も丁寧に解説されていて、「なぜその答えになるのか」がわかる!
まさに「これ1冊あればOK」と思える安心感。現場経験が浅い人でも理解しやすい構成なので、初心者にもおすすめです。
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試験当日の様子と感想
不思議と緊張しなかった
試験当日は、しっかり早起きして余裕をもって会場へ。
不思議と緊張はなく、落ち着いて試験に臨めました。
自分でも「お、これはいけるかも」って思えたくらい。
難しかったのは「法律」と「現場経験のない問題」
現場仕事の中で触れてきた内容はスラスラ解けたけど、
法律関係や、自分が経験してない場面を問われる問題はちょっと難しかったですね。
でも、焦らず「わかる問題から解く」ように心がけました。
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合格後に変わったこと
合格してから、現場で「あ、これ勉強したやつや!」って思う瞬間が増えました。
言葉で説明できるようになったことも多くて、
自分の中で「施工管理の視点」が少しずつ育ってきた感覚があります。
何より、自信がつきました。
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これから2級造園施工管理技士を受ける人へ|不安を自信に変えるためのヒント
「どこから手をつけたらいいのかわからない」
「仕事が忙しくて勉強する時間がない」
「試験って難しい?自分にできるのかな…?」
ぼくも最初は、同じような不安をたくさん抱えていました。
でも、実際に合格して思ったのは、**「正しく努力すれば、ちゃんと結果が出る資格」**だということです。
よくある悩み①:働きながら勉強できる?
→できます!むしろ、現場の仕事とリンクしてるからこそ、内容がスッと入ってきます。
「これ現場でやってるやつや!」って思える瞬間が増えると、学びが楽しくなりますよ。
僕は、仕事終わりの眠たい時間に、気合いで勉強してました。正直しんどいけど、「落ちたくない!」って気持ちが原動力になります。
よくある悩み②:独学でも合格できる?
→できます!
ぼくが使ったのは「宮入賢一郎さんのテキスト」と、スキマ時間にスマホで使える【問題演習サイト(こちら)】。
シンプルな教材で、「覚える → 解く」の反復だけでも、しっかり実力がついていきました。
よくある悩み③:落ちたらどうしよう?
→誰だって怖いです。でも「受かって給料が上がる!」「仕事の幅が広がる!」と思えば、やる価値は十分にあります。
合格すれば、自分にとって一生モノの資格になりますから。
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「あきらめずに挑戦してよかった」
これが、ぼくが合格して一番強く思ったことです。
造園の仕事が好きで、もっと深く知りたい、胸を張って仕事したい。
そんな人にこそ、2級造園施工管理技士はピッタリです。
焦らず、自分のペースで取り組んでみてくださいね🌿
応援しています!
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おすすめテキスト
実務経験者にもおすすめの定番テキストがこちら👇
📘『改訂版 2級造園施工管理技士テキスト』(宮入賢一郎 著)
👉
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【まとめ】2級造園施工管理技士の勉強法は「戦略」と「継続」がカギ
2級造園施工管理技士の合格は、「難しそう…」と感じるかもしれません。でも、正しいテキストを選び、スキマ時間を積み重ねていけば、決して夢ではありません。
ぼく自身も、
✔️仕事の疲れを引きずりながら深夜に勉強
✔️電車の中で過去問を1問だけでも解く
✔️休日はガッツリ勉強に集中
こんな地道な繰り返しで、確実に合格に近づいていけました。
特に、宮入賢一郎さんのテキストは、独学勢の心強い味方。造園業界でのキャリアを積みたい人には、まさに“必携の一冊”です。
資格取得は、ただの紙切れではなく、
🌱自分の実力を証明する武器になり
🌱信頼される仕事人への一歩にもなります。
これから受験を目指す人も、まずは「できることから」始めてみてください。
無理に完璧を目指すより、「1日15分」でも続けることが合格への近道です。
あなたの努力が、未来の現場で必ず花を咲かせてくれます🌸
応援しています!
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【Instagram&ココナラ紹介】
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🌟あとがき
資格はゴールじゃなくて、スタートのきっかけ。
忙しくても、働きながらでも、「やる」と決めたら、ちゃんと結果はついてきます。
次はあなたの番です🌿