暮らしのこと

【庭師が教える】蚊がこない庭づくり|夏の虫除け対策グッズ5選とプロの工夫

「水やりをしてるだけなのに、もう3ヶ所刺された…」

夏になると、庭に出るたびに蚊に悩まされる方も多いのではないでしょうか?

そんなお悩みを抱える方に向けて、今回は植木屋としての実体験をもとに、“本当に効いた虫除け対策”を紹介します。

手軽にできるグッズから、プロならではの庭づくりのコツまで。

夏を快適に過ごすヒントを、ぜひお役立てください。

夏の庭は蚊の楽園?放っておくと危険な理由

朝の水やり、夕方の剪定。

緑に囲まれて気持ちよく過ごせるはずの時間も、「ブーン……」という音ひとつで台無しになること、ありませんか?

蚊は、気温と湿度が高まる初夏から本格的に活動を始めます。特に庭やベランダは、蚊にとって最高の環境。

  • 植木鉢の受け皿に残った水
  • ジメジメした草むら
  • 風通しの悪い植栽の中

こうした場所は、蚊の繁殖や休憩場所として最適。しかも、家庭内に入り込んで刺されるリスクも高くなります。

実際、植木屋としてお伺いするご家庭でも、

「夏は庭に出るのがイヤになる」「草引き中に何ヶ所も刺された」など、よくお悩みを聞きます。

でも、ちゃんと「庭向けの蚊対策」をしてあげれば、そんなストレスはぐっと減らせるんです。

植木屋が実際に使っている!虫除け対策グッズ5選

ここからは、僕自身が現場や自宅で実際に使っているグッズの中から、「これはほんまに効いた!」というものを5つご紹介します。

どれも「手間をかけずに蚊を遠ざける」ことができるアイテムです。

虫コナーズ(吊るすだけでOK)

おすすめ設置場所:玄関・ベランダ・ウッドデッキ

風に乗って薬剤が広がるタイプで、蚊を寄せ付けません。

僕は現場で、お客さんの玄関先や物置の入口などに設置して作業することもあります。

ポイントは、設置がめちゃくちゃ簡単で、「置くだけ・吊るすだけ」でOKなこと。しかもニオイも控えめで、見た目もシンプルなので、植物のある空間にも自然に馴染みます。

蚊取り線香を焚く時もありますが、お客さんに配慮して匂いを出したくない時は虫コナーズを活用します。

ガーデンライト型 防虫器(夜も蚊対策)

おすすめ設置:庭の角・玄関アプローチ・作業スペース

最近人気の、おしゃれな「虫除けライト」

見た目はただの照明だけど、光で虫を引き寄せて撃退する仕組みです。

夜にちょっとした庭作業をしたり、玄関先でくつろぎたい方には特におすすめ。

防犯にもなって一石二鳥。設置するだけで“蚊の来ない家”の印象になりますよ。

電源を入れて放置しておくだけで、蚊が自ら寄ってくるので逃すことなく殺虫できます。

ただし、独特の運転音があるため気になる方は静音タイプをオススメします。

SKIN VAPE・お肌の虫除けスプレー(作業前の必須アイテム)

屋外作業に出る前、僕が絶対に使ってるのがこのスプレー。

ズボンの薄いところ、足首、首から全身に軽くスプレーするだけで、作業中に蚊に刺される頻度が激減します。

剪定や草引きのように、長時間じっとしている作業って、実は蚊にとって“ごちそうタイム”。

それを防ぐための“出陣前のひとふき”です。

市販品でも「プロ仕様」と書かれてるものは、持続力も違います。特に夕方の作業時には欠かせません。

防虫ネット付き帽子(作業効率が爆上がり)

これ、知らない人が多いけど、めちゃくちゃ便利です。

帽子に防虫ネットが付いていて、顔まわりを覆ってくれるタイプ。

一見、ちょっと怪しい見た目かもしれませんが(笑)、一度使えばもう手放せないレベル

  • 剪定中に顔のまわりを飛び回る蚊がこない
  • 虫が目や耳に入らない
  • ネット部分は風通しがよく、熱もこもらない

作業がめちゃくちゃはかどります。

ガーデニング好きの方や、家庭菜園をしてる方にもほんとおすすめです!

害虫駆除の定期サービス(根本から減らすならコレ)

「とにかく蚊が多すぎる…」「近所が空き地で蚊がわく…」

そんなときは、プロの業者に頼むのも選択肢

最近は、【1回3000円〜5000円程度】で手軽に依頼できる害虫駆除サービスも増えています。

中には、植木の剪定・除草・殺虫をセットでやってくれる業者も。

うまく活用すれば、

「庭全体をまとめてキレイに&蚊対策」もできちゃいます。

プロが教える!蚊がこない庭づくりのコツ3つ

グッズだけじゃなくて、庭の環境そのものを整えておくことで、蚊が寄りつきにくくなります。

1. 水をためない(受け皿・ジョウロの水に注意)

蚊は「ちょっとの水たまり」でもすぐに卵を産みます。

特に要注意なのが:

  • 鉢の受け皿
  • 雨の後に水がたまったバケツ
  • 放置したジョウロ

こういう場所は、こまめに水を捨てる or 逆さにして乾かす習慣が大事です。

敷地内の雨水マスにネットを張るのも効果的です。

2. 剪定で風通しをよくする

茂った葉や込み合った枝の中は、蚊にとって最高の隠れ家。

逆に、風通しがよく、明るい場所にはあまり寄ってきません。

ポイントは、

  • 下草(地面近くの雑草)を刈る
  • 混んだ枝を軽く間引く

これだけで、ぐっと蚊が減る環境になります。

混み合った枝葉の中って、蚊にとっては絶好の隠れ家なんです。

でも、風通しがいい庭にしてあげるだけで、蚊の数はぐっと減るんです。

剪定というと“見た目を整える”イメージがあるかもしれませんが、

実はこうした「空気の流れをつくる」ための手入れこそ、夏の快適さを左右します。

それに、剪定は、ただの作業じゃなくて「暮らしを整える行為」だと思うんです。

朝の光と庭木の話を綴ったこちらの記事でも、その心地よさについて書いています👇

▶️ 〜庭に吹き抜ける風〜いい1日のはじまり方

剪定で庭木が息をしはじめると、そこに光や風が通って、庭全体がスッと整う。

暮らしもまた、そこから整っていく気がします。

3. ハーブで虫を遠ざける(自然な香りで予防)

蚊が嫌がる香りを持つ植物を、庭やベランダに取り入れるのもおすすめ。

• レモングラス

• ゼラニウム

• ローズマリー

• ミント類

こういった植物は、香りが強いだけでなく、見た目もかわいくて育てやすい

“見た目も気分も上がる蚊対策”になりますよ!

まとめ|小さな工夫で、“蚊のいない夏”がつくれます

夏の庭を快適にするには、“蚊対策”は欠かせないポイントです。

手軽に使えるグッズと、庭づくりのプロならではの視点を組み合わせれば、蚊に悩まない暮らしはぐっと現実的になります。

今回ご紹介したアイテムは、どれも「実際に使って効果を感じた」ものばかり。

気になったものがあれば、ぜひチェックしてみてください。

▶️ 【虫コナーズプレミアム】を見る

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▶️ 【庭全体の定期対策はこちら】

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