こんにちは。日和舎(ひよりや)です。
共働きで忙しいあなたへ。家事の分担がうまくいかず、喧嘩になることありませんか?
うちは“決めないルール”で乗り越えました。そのリアルな体験談をお伝えします。
今回は、うちの「家事のやり方」について、ゆるやかにお話ししてみようと思います。
同棲を経て結婚し、ふたりの暮らしが始まってから、自然と考えるようになったのが「家事の分担」についてのこと。
「ちゃんと話し合って決めなきゃダメかな?」
「やることリスト作った方がいいのかな?」
最初はそんなふうに考える場面も、正直ありました。
でも、僕たちは最終的に――“がっちり分担しない”という選択をしました。
「誰が何をやる」と決めるのではなく、「気づいた方が動く」という、とてもゆるやかなスタイル。
一見いい加減に見えるかもしれませんが、僕たちにはこのやり方がぴったりハマったんです。
むしろその方が、お互いを思いやれるし、自然と感謝の気持ちも湧いてくる。
今日はそんな、我が家の家事スタイルについて、少しだけ覗いてもらえたら嬉しいです。
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我が家の、ちいさな家事スタイル

我が家には、しっかりとした“家事ルール”はありません。
でも、暮らしがちゃんとまわっているのは、たぶん「お互いを思いやる気持ち」がベースにあるから。
以下は、今の暮らしの中で自然とできあがってきた、僕たちの“ちいさなやり方”たちです。
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🍳 ごはん当番は「先に帰った方」。献立は妻が考えてくれる

料理は、日によってどちらが作るか変わります。
ルールはひとつだけ、「先に帰った方がつくる」。
仕事から帰ってくる時間は、その日によってまちまち。
僕の方が早い日は先にお風呂に入り体を綺麗にしてから、包丁を持つ。
逆に妻の方が早ければ、帰ったらおいしいごはんが出来上がっていたりします。
僕とは違って、キッチンでの段取りがものすごくいいので、出来上がりまでがとてつもなく早いんです。
でも何よりありがたいのは、メニューを考えてくれるのは妻だということ。
「今日はカレーにしよっか?」
「冷蔵庫に豚肉あるから、しょうが焼き作ってくれる?」
そんなふうに、あらかじめ考えてくれているだけで、すごく気が楽になる。
仕事終わりに「今日、何つくろう……」って迷うの、地味にしんどいんですよね。
一人暮らしのときは、それが難しくて結局は肉だけを焼いたり、卵かけご飯にしたりであれは料理ではなかったですね。
料理自体は得意じゃない僕でも、献立さえあれば、なんとかなる。
だから、気持ちよく台所に立てる。
メニューを聞いたら、クラシルを見ながら進めていきます。
食卓がちゃんと整うと、「暮らしってええなあ」って思える瞬間がふっと訪れる。
それだけで、その日が“いい日”になったりします。
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🧺 洗濯は「気づいた方が動く」だけ。共働き夫婦が無理なく続くスタイル

洗濯はほぼ毎日。
「そろそろ溜まってきたな〜」と気づいた方が、洗濯機を回します。
洗い終わったら、ベランダに干すのも取り込むのも、どちらかが自然にやる。
声をかけるときもあれば、「あ、やっといてくれたんや!」という日も。
ただし、ひとつだけルールを決めています。
洗濯物の“分け方”だけは明確にすること。
- 私服は一緒にOK。妻の仕事着も私服と一緒でOK。
- 僕の作業着(泥・草まみれ)は必ず単体で!
- 繊細な服や下着は洗濯ネットに入れる。
この“洗い分けルール”があることで、服が傷んだりする心配もなく、お互いが気持ちよく着られます。
干すときも、「この服は陰干しね」「これはシワにならないように丁寧に」など、ちょっとした気づかいが積み重なって、ふたりの暮らしの温度が整っていく感じが好きです。
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🧹 掃除は「ちょこちょこ+たまに集中」で気楽に続ける

うちの掃除スタイルは、いわば“ちょこ掃除”。
ドライヤー終わりに、髪の毛を吸うついでにさっと掃除機をかけたり、洗い物が終わったついでにキッチンのシンクを軽く磨いたり。
毎日、気になったところをちょこっときれいにする。
「毎日完璧にやる」のではなく、「気になったら手を動かす」
そんな感覚で掃除をしていると、汚れもたまりにくいし、何より気分がいい。
そして、ときどきやってくる“やる気スイッチの日”。
「今日は一気に玄関やっちゃうか!」みたいな日には、ふたりで協力してプチ大掃除。
このやる気はいつやってくるのかと言うと、来客がある時。
人が集まる家は常に綺麗にしとかないとって思えるので、そういった意味でもいいかもです。
それが、共働き夫婦が無理なく続くスタイル。
掃除がしんどい作業じゃなくて、ちょっとした“暮らしの整え時間”になるようになってきたのが、なんだか嬉しいです。
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🛒 買い物・補充は「週末まとめ買い+気づいた方が」

買い物は、基本的に週末にまとめて行きます。
そのときに、1週間のご飯や日用品をだいたい揃えるスタイル。
妻はこの段階で1週間のメニューを考えているから驚きです。
そのおかげで食品のロスは少ないし、冷蔵庫も綺麗に整っています。
でも、それだけしててもどうしても途中で「にんにく切れてる!」「わさびないやん!」となることもある。
そういうときは、気づいた方がサッと買ってくる。
それだけで、暮らしの流れが止まらずにすみます。
洗剤とかシャンプーとかの日用品補充ものは、ネット購入で対応しています。
必ず使う日用品は大量購入になるので、ついでにポイントも貯めちゃいます。
補充でいうと、シャンプーやボディソープ、洗剤なんかの補充。
名前のない家事を見てみないふりをしないことが大事だと思います。
お互いが“自分だけじゃない”という意識を持っているからこそ、自然に回っていくのかもしれません。
→おすすめの家具に大きめのセカンド冷凍庫があります。記事はこちら
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🌱 水やりは、僕の大切な時間

庭やベランダにある植物、室内の観葉植物。
これらの水やりは、完全に僕の担当です。
仕事柄、なんとなく僕だけの役割になっています(笑)
「この子、ちょっと乾いてるな」
「こっちは新芽出てるやん!」と、毎朝の水やりが癒しの時間になっています。
水やりって、“植物に元気をあげる時間”でもあり、自分自身を整える時間でもある。
朝の光の中、土や葉に触れることで、自然と「今日もいい日やな」って思えるんです。
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分担を決めないことで、「ありがとう」が増えた
「家事はちゃんと分担すべき」とよく聞きます。
確かに、それがうまくいく夫婦もたくさんいると思います。
でも、うちは逆でした。
分担を決めない方が、うまくいった。
なぜかというと、“ありがとう”が自然に生まれるからです。
• 「洗濯しといてくれてたんや、助かるわ〜」
• 「あのゴミ出し、ありがとうな」
• 「毎日、栄養を与えてくれてありがとう。あのまま一人暮らししてたら体壊してたわ。」
こういう小さな言葉のやりとりが、思いやりの循環になる。
「やって当たり前」にならないからこそ、相手の行動にちゃんと感謝できる。
分担しないことで、感謝の気持ちが育つ暮らしになっている気がします。
この分担が、共働き夫婦が無理なく続くスタイルなのです。
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家事の正解は、ふたりで決めていい
家事のやり方に、絶対的な正解はありません。
- カレンダーでスケジュール管理してもいいし、
- 週ごとに交代制にしてもいいし、
- お金を払って家事代行を頼むのもひとつの選択。
でも、「自分たちにとってちょうどいい」形を見つけることが、何より大事なんじゃないかなと思います。
僕たちは、「気づいた方がやる」というゆるいスタイルに落ち着きました。
それが無理なく、心地よく続けられているから。
他人のやり方に合わせなくていい。
ふたりが納得できる形で、続けていけることが、一番の“正解”なんじゃないでしょうか。
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さいごに|がんばらない家事が、毎日をやさしくしてくれる
暮らしって、がんばりすぎなくていい。
完璧にしなくても、ちゃんと“まわっていく”ものなんだなと感じています。
朝、少し早く起きてコーヒーを淹れる。
夕方、ふたりで洗濯物をたたみながら今日のことを話す。
日曜、まとめてスーパーに買い物に行く。
そんな“なんでもないこと”が、実はすごく大事。
なんでもないようなことが幸せだったと思う時が本当くると思います。
共働き夫婦が、無理なく続くスタイルを見つけていくことが大事なのです。
家事って、単なる作業じゃなくて、ふたりの関係をあたためる時間なのかもしれません。
今日も「ありがとう」と「おつかれさま」が飛び交う、そんなやさしい日になりますように。
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