「朝5時起き!?はや!」って言われるけど、植木屋の朝は早いんです(笑)
今回、私・日和舎の1日に密着!
日和屋として働くリアルな姿、現場のこと、心の動きまで、まるっと書いてみました。
よかったら、ゆっくり読んでいってください!
朝の始まり(起床〜出発)
- 5時に起きる(1分でシャキッと)
目覚めは眠たい目をこすりながら、あくびを連発します。
しかし、それも5秒だけにして腕をぐるぐる回します。無理やり血液を循環させて目をさまします。それと、コップ1杯の水を飲んで体内に水分を吸収します。
- ほかほか朝ごはん
これは、私のこだわりで朝炊き立てのご飯を食べるのが好きなんです。
お弁当の残りをおかずにお味噌汁と一緒に食べます。
- 日和屋ブログを更新
実は毎朝5時に起きるのはこの為です。植木屋さんは、毎朝が早いわけではないのです。
現場によってはゆっくり起きる日もよくあります。私はその時間を使ってブログを更新しています。
- 着替えて、身支度完了
お気に入りの服を着てテンションを上げます!
植木屋さんになったきっかけの1つでもあるのが、植木屋の服のかっこよさです。
お気に入りは、乗馬ズボンです。乗馬ズボンについては、また次回以降に紹介します!
- 出発!!
会社に向かって出発!
現場スタート!
現場に着くのはだいたい8時半ごろ。
まずは、道具を下ろして作業範囲を確認。
お客様に軽くごあいさつして、今日の作業内容をもう一度頭の中で整理する。
剪定する木、刈り込む生垣、草を抜く範囲。
「よしやりますか!」と気合を入れて、手袋をはめる。
まずは脚立を立てて、背の高いモミジから手をつける。
ハサミの重さ、枝のしなり、葉のつき方。
その一本一本を見極めながら、「どの枝を残すか」を決めていく。
日が低いうちは、風も涼しくて集中できる。
でも作業に夢中になってると、いつの間にか汗が額を伝って落ちてくる。
剪定した枝は、下に敷いているシートの上に乗せておく。
このひと手間が、掃除の速さに差が出る。
途中、バリカン(エンジン式)で生垣を刈り込む。
機械の重さは手にくるけど、リズムに乗ると楽しくなる。
「バリバリバリ…」と刈り揃えて、端っこをクイッと整える瞬間が、なんとも気持ちいい。
気づけば腕もパンパン。
でも、「うまく決まったな」という感覚が残ると、不思議と疲れは感じない。
そうこうしてるうちに、時計の針は9時55分。
「ほな、ちょっと休憩しよか」と10時の一服タイムへ。
10時休憩
夏なら炭酸水、冬ならあったかい缶コーヒーが定番です。
ひとつ、注意点があります!冬、缶コーヒーを飲むと足が冷えることも相まってトイレが近くなります、、、
お昼休憩

私は、毎日お弁当を持っていきます。夏は保冷剤を忘れないようにチェック!
お弁当の時間が楽しみすぎて、いつも昼休憩を早めにとるので
「もう昼ですか?」とよく突っ込まれます。
午後の作業
昼ごはんを食べて、少し身体を休めたら、また現場に戻る。
日が昇りきって、枝の陰も短くなってくる頃。
午後は仕上げと細かい部分の整えに集中する時間。
高木の剪定が終わったら、低木の枝透かしや、地面に落ちた葉の掃除。
竹ぼうきを持つ手にも自然と力が入る。
ほうきは、ただ掃くだけじゃあかん。
角の細かいゴミまできっちり寄せるには、“音と振動”を感じながら動かす。
手と地面が対話する感覚。
手袋越しに伝わる木肌のざらつき、
ハサミを持つときの「重み」と「音」。
意味もないのによくチャキンチャキン鳴らしてます(笑)
知り合いの親方が冗談で言ってました。「切った後に2回ならせよ。」と。
よくわかりませんが受け継いでいます。

こういう細かい感覚が、仕上がりの“気持ちよさ”を左右する。
最後にもう一度、庭をぐるりと見渡す。
「ここはもう少し切ってもよかったかな…」と思った枝は、あえてそのままにすることもある。
余白を残すのも、自然と庭の呼吸を大事にするための判断。
ゴミをまとめて、道具を拭いて、車に積み込む。
帰る前にお客様にひと声かけて、今日の作業の説明。
「庭が明るくなった」「風が通るようになった」
そんな言葉をもらえると、心の中で小さくガッツポーズ。
帰り道、少しだけ疲れた腕と、心地よい達成感。
車の窓から差し込む夕方の光が、今日一日のごほうびみたいに感じる。
こうして、植木屋としての一日が静かに終わっていく。
→日和屋が意識している剪定法はこちら
夜のひとときスタート
帰宅したら、まずはシャワーで汗を流す。
汗と一緒に、現場の土ぼこりや、枝の香りも流れていく。
冬なら熱いお風呂に入ると、体に染みて染みて至極の瞬間です。
そのあとのビールが、たまらなくうまい。
外で働いた日の疲れは、なぜか心地いい。
夜は、お笑い番組を見て、
ブログを書いたり、資格の勉強をしたり。
しかし1番は、家族時間を大切にしています。
そんな何気ない時間の中に、
「あぁ、自分はこの仕事が好きなんやなぁ」って、静かに思える。
日和舎としての日々は、派手じゃないけど、じんわりと心を満たしてくれる。
今日も、いい日やった。
誰かにとっては当たり前じゃない一日でも、
僕にとっては“いつもの大切な一日”。
これからも、そんな日々を積み重ねていきたい。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
また、ふらっと日和のブログに遊びに来てもらえたらうれしいです🌱