【庭木図鑑】ツバキ(椿)の剪定時期と育て方|チャドクガ対策と薬剤まで庭師が解説
冬から春にかけて美しい花を咲かせる庭木、ツバキ(椿)。
昔から庭木として親しまれており、和風の庭では特によく見かける木です。
しかし庭木として育てると
- 毛虫が出て困る
- 葉がベタベタして黒くなる
- 剪定方法がわからない
といった悩みも多い木です。
この記事では庭師の視点から
- ツバキの特徴
- 剪定時期と管理方法
- チャドクガ対策
- 薬剤の使い方
- 発生しやすい害虫や病気
についてわかりやすく解説します。
ツバキとはどんな木?
ツバキはツバキ科ツバキ属の常緑樹で、日本の庭木として古くから親しまれている木です。
冬から春にかけて花を咲かせ、寒い時期の庭を彩ります。

特徴として
- 常緑樹で一年中葉がある
- 冬〜春に花が咲く
- 和風の庭に合う
といった点があります。
ツバキの特徴
冬に花を楽しめる(花言葉と昔からの言い伝え)
ツバキは、冬から春にかけて花を咲かせる庭木です。
花の少ない季節に鮮やかな花を咲かせることから、昔から日本の庭や文化の中で親しまれてきました。
ツバキの花言葉には
- 控えめな美しさ
- 気取らない優しさ
- 誇り
といった意味があります。
派手すぎず、凛とした美しさを持つ花として、茶の湯の世界でも好まれてきました。
またツバキは、武士の時代には
「首が落ちるように花が落ちる」
という理由から、縁起が良くないとされることもありました。

一方で現代では
・潔さの象徴
・美しく散る花
として前向きに捉えられることも多くなっています。
実際の庭でも、冬の寂しい時期にしっかりと花を咲かせる姿は、季節を感じさせてくれる庭木の一つです。
葉が厚く虫が付きやすい
ツバキの葉は厚くしっかりしていますが、その分
- 害虫が付きやすい
- 湿気がこもりやすい
という特徴があります。
枝が込みやすい
放置すると枝が密集しやすく、風通しが悪くなります。
これが
- チャドクガ
- 病気
の原因になります。
ツバキの剪定時期
ツバキの剪定は
花が終わった直後(春)
に行うのが基本です。
夏以降に剪定すると、花芽を切ってしまい翌年の花が咲かなくなることがあります。
ツバキの剪定方法(庭師の考え方)
ツバキは
枝を抜く剪定(透かし剪定)
が基本です。
具体的には
- 交差枝
- 内向枝
- 込み合った枝
を根元から整理します。


刈り込み剪定をすると
- 内部が蒸れる
- 虫が発生しやすくなる
ため、あまりおすすめしません。
現場でよくあるツバキの相談(庭師の体験)
現場で特に多いのがこの相談です。
「毛虫が大量に出て触ってしまった」
実際に、剪定中にチャドクガに触れてしまい、腕がかぶれてしまったケースもありました。
ツバキは見た目以上に危険な害虫が出やすい木なので、注意が必要です。
ツバキの剪定費用の目安
目安として
小さめ
3,000円〜8,000円
中くらい
8,000円〜15,000円
大きい木
15,000円〜
放置して大きくなるほど費用も上がるため、定期的な管理がおすすめです。
ツバキにつきやすい害虫
ツバキで最も注意すべき害虫がいます。
チャドクガ(最重要)
ツバキで一番多いトラブルがチャドクガです。

幼虫の毛に毒があり
- 皮膚がかぶれる
- 強いかゆみ
- 長期間症状が残る
といった被害があります。
葉の裏に集団で発生することが多く、知らずに触れてしまうケースも多いです。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
👉 チャドクガの対策と駆除方法
https://hiyoriya-space.comhttps://hiyoriya-space.com/【要注意!】チャドクガの危険性と安全な駆除方/
カイガラムシ
枝や葉に白い殻のようなものが付く害虫です。
放置すると
- 木が弱る
- すす病の原因になる
ことがあります。
チャドクガに効く薬剤(トレボン)
チャドクガ対策には、殺虫剤の使用も効果的です。
その中でもよく使われるのが
トレボン(エトフェンプロックス)
です。
トレボンは
- 毛虫類に効果が高い
- 比較的扱いやすい
という特徴があります。
使用方法(簡単)
- 水で規定倍率に薄める(例:1000倍)
- 噴霧器で葉全体に散布
- 葉の裏までしっかりかける
特にチャドクガは葉の裏に発生するため、裏側への散布が重要です。
使用時の注意
- 風の弱い日に行う
- 肌の露出を避ける
- 発生初期に散布する
症状が広がる前に対応することがポイントです。
ツバキに出やすい病気
ツバキでは次のような病気が見られます。
すす病
葉が黒く汚れたようになる病気です。
原因は
・カイガラムシ
・アブラムシ
などの排泄物です。
炭そ病
葉に黒い斑点が出る病気です。
湿度が高く、風通しが悪い環境で発生しやすくなります。
日和舎の庭木管理の考え方
日和舎では
毎年軽く整える剪定
をおすすめしています。
ツバキは放置すると
- 虫が出やすい
- 病気になりやすい
木です。
そのため、定期的な管理がとても重要になります。
まとめ
ツバキは冬から春に花を楽しめる庭木ですが
- チャドクガ
- 病気
といったトラブルが発生しやすい木でもあります。
剪定で風通しを良くし、早めに対処することが大切です。
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