🍁庭に出ると、カサカサと音を立てる落ち葉たち。
「きれいだけど、掃除が大変…」そんな季節ですね。
でも、少し見方を変えるだけで落ち葉掃除は“めんどうな作業”から“心を整える時間”に変わります。
植木屋として現場で日々落ち葉と向き合う僕が、今日はラクに・気持ちよく掃除できるコツをお話しします。

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庭しごとを通して暮らし全体を整える考え方を書いています。
📘この記事を読んでわかること
この記事を読めば、次のようなことが分かります👇
1️⃣ 落ち葉掃除がラクになる“タイミング”と“やり方”
2️⃣ 素材別の「ほうき選び」のポイント
3️⃣ 効率的に集めるゾーニングと道具のコツ
4️⃣ ブロワー(マキタ)を使った時短法と近所配慮
5️⃣ 落ち葉を“ゴミにしない”活かし方(腐葉土・マルチング)
6️⃣ 落葉樹を嫌わず季節を楽しむ心構え
7️⃣ 側溝掃除・剪定・植栽計画まで含めた“庭の整え方”
🌬️なぜ落ち葉掃除は大変に感じるのか
面倒な落ち葉掃除がつらく感じる理由は、“自然が相手だから”。
風が吹けば散り、雨が降ればくっつく。掃いてもまた舞う。
けれど、ここにひとつ覚えておきたいポイントがあります。
それは「風と湿気」を味方につけること。
- 風のない朝を狙う
- 乾いたうちに掃く
たったこれだけで、作業時間は半分に。
朝のひと仕事が、心地よいリズムに変わります。
🧹ほうき選びで半分ラクになる!
竹ほうき
軽く、スパッと掃ける万能タイプ。乾いた落葉に最適。
シュロほうき
柔らかくて地面を傷めない。石畳・ウッドデッキに◎
プラスチックほうき
濡れた葉や泥混じりに強い。雨上がりの日におすすめ。
🌿現場では「竹ほうき+熊手」の組み合わせが定番。
腰を曲げずに掃ける長さ、ほどよい重さを選ぶのがポイント。
🍂効率的な集め方のコツ
① 風の向きを読む
風上から風下へ。風を敵に回すと永遠に終わりません(笑)
フェンスや壁を“風の壁”として活かしましょう。
② ゾーンごとに掃く
「玄関→駐車場→庭の奥」など、エリアを区切るだけで効率アップ。
広い庭ほど、“小さく区切ってやる”がコツです。
③ 道具をうまく使う
熊手でざっくり、チリトリは“固定型”を。
ビニール袋を地面に広げれば、片手でサッと片づけられます。
⚙️マキタのブロワーで一瞬で完了!
ここで登場するのが、落ち葉掃除の救世主といえばマキタの充電式ブロワー。
風圧で落ち葉をまとめるだけで、掃除が5分で終わることも。
ただし音には注意!
朝や夕方は近所への配慮を忘れずに。
「おはようございます〜!」の一声で空気がやわらぎます🌞
👉 関連:「剪定×美装コラボサービスの記事」でも書きましたが、
“気づかい”は仕上がり以上に人の印象を決めます。
🏡落ち葉の“向き合い方”を変える
落ち葉は、ただのゴミじゃありません。
- 乾いた葉はマルチング材に
- やがて腐葉土となり栄養に
- 地表を覆うことで乾燥防止・雑草予防にも
自然はちゃんと循環しています。
掃きながら「これも庭の一部なんだな」と思えると、
心まで整っていくような感覚があります。

👉 関連:「独立日記:【職人向け】独立=夢?今の現場で僕が磨いていること〜植木屋のリアル〜」もどうぞ。
“どう向き合うか”が、その人の庭をつくる気がします。
🚰側溝の落ち葉は要注意!
側溝に詰まった落ち葉は放っておくと、雨水が流れずににおいや害虫の原因に。
乾いた日にスコップで軽くすくうだけでOK。
このようにちょっとした習慣が、庭も近所も気持ちよくしてくれます。
🌳落葉樹を嫌いにならないで
「掃除が大変だから落葉樹はいらない」
そんな声をよく聞きます。
でも、落葉樹ほど季節を感じさせてくれる存在はありません。
春は芽吹き、夏は木陰をつくり、秋は紅葉し、冬は枝のシルエットが美しい。
これが、落葉は木が生きている証拠。
したがって少しの手間を受け入れることで、暮らしに“深み”が生まれます。

👉 関連:「紅葉の種類について|庭木としておすすめの秋色樹」
✂️剪定はプロに任せて
また、落ち葉が多い原因のひとつは、枝の混み合い。
風通しが悪いと病気や虫も増えます。
冬は休眠期で、剪定にベストな季節。
例えば、思い切ってプロに任せれば、木も庭もスッキリ整います。
👉 関連:「冬の剪定はなぜ大事?植木屋が教える休眠期の手入れポイント」
🌱植える場所も考えて
木を植えるときは、「将来どのくらい大きくなるか」をイメージして。
側溝の上や隣家の近く、玄関前はトラブルになりやすい場所です。
木も人と同じ。のびのび育てるスペースを用意してあげましょう。
ちょっとした計画が、10年後の快適さを決めます。
💬読者Q&A|植木屋・日和舎が答えます!
Q1. 一番ラクなほうきは?
A:乾いた落ち葉なら「竹ほうき」。地面を傷めたくない場所なら「シュロ」。湿った葉は「プラほうき」です!
Q2. ブロワーを使ってもいい?
A:OK!マキタの充電式が静かでおすすめ。ただし音の配慮を忘れずに🌿
Q3. 側溝の落ち葉は放置していい?
A:NG!雨水の流れが悪くなります。乾いた日にサッと取り除きましょう。
Q4. 落ち葉の使い道は?
A:マルチング材・腐葉土・雑草予防。捨てずに“自然に返す”のがコツ。
Q5. 落葉樹は植えない方がいい?
A:そんなことありません!四季を感じる美しさがあります🍁
Q6. 剪定は自分でできる?
A:年1回はプロに相談を。木の健康状態や剪定バランスが大事です。
Q7. 植える場所で注意することは?
A:成長後を想定して“のびのび育つ場所”を確保しましょう。
🌞まとめ
落ち葉掃除は、ただの“片づけ”ではありません。
庭と向き合い、自分と向き合う時間。
「めんどうだな」と思うその瞬間こそ、
庭と暮らしている証拠です。
風の音を聞きながら、今日も一ほうき。
日和舎と一緒に、心まで整う時間を過ごしましょう🍂
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