秋になると庭に舞う落ち葉。きれいだけど、毎日の掃除は大変ですよね。
「ブロワーって必要?」「熊手とほうきはどう使い分けるの?」と悩む方も多いはず。
この記事では、植木屋として現場に立つ僕が、プロが実際に使うおすすめ道具5選と、掃除をラクにするコツを紹介します。
さらに、落ち葉を“ゴミ”にしない考え方や、自然と共に暮らす庭づくりもお伝えします。
- 家庭でも使いやすい「落ち葉掃除のおすすめ道具」
- プロが現場で実践している「効率アップのコツ」
- 落ち葉を活かして庭を健康に保つ方法
- 落葉樹と暮らす秋の庭メンテ術
よくある質問(Q&A)
Q. ブロワーって家庭でも必要?
A. はい!庭が狭くても活躍します。玄関先やカーポートの掃除にも便利です。
Q. 落ち葉は捨てなきゃダメ?
A. ゴミにせず、植栽帯に敷くことで雑草・乾燥防止・腐葉土化が期待できます。
Q. 道具を揃えるとお金がかかる?
A. マキタなど家庭用の電動ブロワーなら1万円前後。長く使えるのでコスパも抜群です。
落ち葉掃除が大変になる3つの理由
① 木の種類と葉の形で難易度が変わる
モミジ・サクラ・ケヤキなどの落葉樹は、細かく軽い葉をたくさん落とします。
フェンス下や砂利の間に入り込みやすく、掃除の手間がかかりがち。
だからこそ軽くて広く集められる道具を選ぶのが大切です。
② 道具が合っていない
「とりあえずホウキで」では効率が悪いことも。
落ち葉掃除は、押す・集める・運ぶの3ステップで考えると格段にラクになります。
👉 庭木をちょこっと整える道具8選|プロが教える時短アイテム
③ 落ち葉が溜まりやすい場所のクセ
風の通り道、フェンスの角、植栽帯の隅など…落ち葉は毎年同じ場所に溜まります。
「ここに溜まる」と気づいたら、先に軽く掃いておくのがコツ。
特に風の通り道や角の部分を朝のうちにひと掃きしておくと、落ち葉が広がりにくくなります。
植栽帯などは、あえて落ち葉が集まってもいい“受け皿”を作るのもおすすめです。
落ち葉掃除をラクにするおすすめ道具5選
① ゼノアのエンジンブロワー(現場仕様)
現場で使用しているのはゼノアのエンジンブロワー。
パワーが強く、湿った葉も一気に吹き飛ばせます。
風向きを読んで動かせば、広い庭でもあっという間に完了です。
② マキタの電動ブロワー(家庭向け)
家庭用にはマキタ18Vの電動ブロワーがおすすめ。
コードレスで軽く、女性でも片手で扱える優れもの。
落ち葉だけでなく、玄関・ベランダ・車庫の砂埃にも使えます。
③ 千吉の赤い熊手
しなやかな竹先が地面を傷つけず、芝や砂利にも優しい。
広い範囲を一気に集められるから、ブロワー後の仕上げにも最適です。

④ ふご・てみ・手ぼうきセット
集めた落ち葉はふご+てみ+手ぼうきで回収。
「すくう・入れる・整える」がスムーズで、見た目の清潔感もUP。
⑤ 落ち葉掃除用シート(まとめ運びに便利)
落ち葉をシートに包んで運ぶだけで、作業効率が倍に。
軽トラにも簡単に積めて、ゴミの飛び散りも防げます。
プロが教える!落ち葉掃除のコツ
① 風向きを味方にする
ブロワーは風上から風下へが基本。
自然の風と合わせることで、作業スピードが驚くほど上がります。
② 濡れる前に掃除する
落ち葉は濡れると重く、貼りついて掃きにくくなります。
晴れた日の午前中に掃除するのが理想です。
③ 奥から手前、左から右へ
動線を決めるとムダがなく、疲れにくい。
現場でも「奥から手前」だけで作業時間が半分になります。
④ 掃除ついでに“庭の健康チェック”
落ち葉掃除のついでに、苔・雑草・枝の伸び方・排水の状態をチェック。
庭の変化に気づくいいタイミングです。
👉 葉水(はみず)の効果がすごい!乾燥予防・害虫対策・葉を輝かせる方法
落ち葉はゴミじゃない。自然のサイクルを味方にしよう
落ち葉は、袋に入れて捨てなくてもOK。
植栽帯(木の根元)にそのまま戻すだけで、庭が健康になります。
- 🌱 雑草予防:光を遮って芽が出にくくなる
- 💧 乾燥防止:土の湿り気を保つ
- ♻️ 腐葉土化:自然に分解されて栄養になる
つまり、落ち葉は天然のマルチング材。
ゴミではなく、庭を育てる“循環の一部”なんです。
落葉樹のある暮らしを、もっと楽しもう
「落葉樹は掃除が大変」と思われがちですが、
実は四季の移ろいを最も感じさせてくれる木です。
春は芽吹き、夏は木陰を、秋は紅葉、冬は枝ぶりを。
その姿の変化こそが、暮らしに彩りを与えてくれます。
まとめ|庭を整えると、暮らしも整う
落ち葉掃除は、ただの「片づけ」ではありません。
風の音を聞きながら、季節の移ろいを感じる時間。
正しい道具と少しの工夫があれば、作業はもっと軽やかに、心は穏やかに整っていきます。
落ち葉一枚一枚にも、自然のリズムがあります。
それを見つめる時間こそ、暮らしを整える時間。
庭を通して季節と向き合うことで、日々の心にも少しずつ余白が生まれます。
庭を整えると、暮らしも整う。
日和舎では、そんな“自然と寄り添う暮らし方”を大切にしています。
🌿 Instagramでも日々の庭しごとを発信中
写真でわかる季節の庭ケア・剪定ビフォーアフターを投稿中!
👉 Instagram|@hiyoriya.space
✂️ 庭のお手入れ相談・見積もりはこちら
剪定や庭の整え相談はココナラで受付中!
初回相談無料・大阪府全域対応。
👉 ココナラ|日和舎の庭しごと