「比べてばかりで苦しい」
「周りはうまくいってるのに、自分だけ前に進めてない気がする」
そんなふうに感じている人へ。
この記事では、
比べて苦しかった日々から少しずつ抜け出し、心が軽くなっていく過程を、
僕自身の体験を通してお話しします。
「自分から壁を作っていたのかもしれない」
「謙虚さを忘れていた」
「素直にわからないと言う勇気」
そして「芯をぶれさせないこと」。
この4つの気づきを通して、
“どうすれば苦しさの中でも前を向けるのか”が見えてくるはずです。
この記事を読み終わる頃には、
「まだ見えなくても、根は伸びてる」
そう思えるようになる。
そんな、今まさに踏ん張っている人に届けたい話です。

🪴 壁を作っていたのは、自分かもしれない
苦しかった頃、僕はよく「理解されないな」と感じていた。
仕事でも、プライベートでも、どこか距離を感じていた。
でも今思えば、その距離を作っていたのは、
他の誰でもなく自分自身だったのかもしれない。
植木屋という仕事は、人との距離感がすごく大事。
現場では職人さん同士の呼吸や、言葉のタイミングひとつで
仕事の進み方も変わってくる。
なのにその時の僕は、
「できない自分を見せたくない」
「迷惑をかけたくない」
そう思って、自分の中に壁を作っていた。
その壁が、気づけば自分を一番苦しめていた。
🌤 謙虚さを忘れていた瞬間
仕事を覚えてきて、少しずつ任されるようになった時期。
きっと、そこからやと思う。
「もうわかってる」
「これくらいなら自分でできる」
そんな気持ちが、知らないうちに自分の中に芽を出していた。
今振り返れば、その芽は“自信”の形をしていたけど、
根の部分には“焦り”や“比べる気持ち”が混ざっていたんやと思う。
周りの人がスムーズに仕事をこなす姿を見て、
「自分もああならなあかん」と力が入る。
少し任された途端、「失敗したらどうしよう」と肩に力が入る。
そんな日々の中で、
「できている自分」を演じることがいつの間にか“当たり前”になっていた。
でも、本当の意味での成長って、
“知っていること”を増やすことじゃなくて、
“わからないことに気づける力”を育てることやと思う。
そのことを忘れていた。
謙虚さを置き去りにして、自分を守ることに必死になっていた。
あの頃の僕は、まるで風に逆らう木のように、
しなやかさをなくしていたんやと思う。
けど今は思う。
謙虚さって、自分を小さくすることじゃない。
それは、「まだ伸びる余白がある」って認める強さなんやと。
土の中で根を伸ばす木のように、
見えないところで栄養を吸っていく時間こそ、
本当の意味での“育ち”なんやと思う。
あの頃の気づきについては、
前回の記事「比べて苦しい日々の中で|それでも根を張ると決めた理由
でも少し触れている。
比べることで心が疲れていたあの時期を経て、
ようやく今、少しずつ“謙虚さの意味”を理解し始めている気がする。

🌱 素直に「わからない」と言うこと
最近の僕は、現場でわからないことがあったら、
すぐに応援の人にでも聞くようになった。
「これ、こんなにキツく切っていいんですか?」
「なんでこの木は今の時期に切らへんのですか?」
以前なら聞けなかった言葉を、今は素直に出せる。
それだけで、すごく楽になった。
不思議なもので、「わからない」と言うほど、
相手も心を開いてくれる。
そして、そこから本当の“学び”が始まる。
わからない自分を受け入れたら、
少しずつ見えてくる世界が変わる。
🌳 芯をぶれさせないということ
もちろん、素直に聞くことと流されることは違う。
全部を他人任せにしたら、自分がなくなる。
だから僕は、どんな時でも「自分の芯」は大事にしている。
人に教わる時も、意見をもらう時も、
「それを自分なりにどう生かすか」を考えるようになった。
木に例えるなら、根を広げながらも幹はまっすぐ。
周りから栄養をもらいながら、自分という形で伸びていく。
それが、僕の理想の“植木屋としての生き方”かもしれない。
🌾 まだ完全に抜け出してはいないけれど
正直、まだ比べてしまうこともある。
隣の誰かを見て、焦る日もある。
「自分はまだ全然だな」と感じる夜もある。
でも、もうそれを“悪いこと”とは思わなくなった。
苦しさの中にも、ちゃんと意味がある。
焦りや不安があるからこそ、
人は「もっと良くなりたい」と根を伸ばせる。
あの頃はただ苦しかったけど、
今は「その苦しさも、根になる」と思えるようになった。
🌸 少しずつでいい、また前へ
焦らなくていい。
今日の自分が、昨日よりほんの少しでも前に進んでいたらそれでいい。
根を張る時間は、見えにくいけど確かに進んでいる。
地面の下では、ちゃんと力をためている。
人の成長もきっと同じで、
見えないところでの積み重ねが、いつか形になる。
そう信じて、今日も少しずつ。
まだ壁の向こうは見えないけど、
その壁に寄りかかりながらでも、前を向いていこうと思う。
🌿 今日もいい日、日和舎より
このブログを読んでくれているあなたへ。
もし今、苦しい日々の中にいるなら、
焦らなくていいです。
立ち止まってもいいし、泣いたっていいです。
でも、心のどこかで「また進みたい」と思えているなら、
それはもう、根が伸び始めている証拠。
僕もまだ途中。
けど、その途中こそが“日和舎の物語”だと思っている。
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