この記事では、
職場の人間関係や立場の変化に悩みながらも、
「比べること」をどう受け止めて生きるかを、僕の実体験をもとに書いています。
こんな人におすすめです👇
- 職場で評価や立場が変わって苦しい人
- 後輩や同僚と比べて焦ってしまう人
- 自分の努力が報われていないと感じている人
“焦らず、根を張る”とはどういうことか。
比べながらも前を向こうとする、今の僕のリアルな気持ちを綴ります。
比べて苦しい現場の中で

正直に言うと、今、僕はまだもがいています。
職場で人間関係に悩み、
応援に来ている人とも馬が合わない。
後輩がどんどん育っていく中で、
「自分の立場がなくなっていく」感覚に襲われています。
ついこの間まで現場リーダーとして動いていたのに、
今はその役割もなくなった。
僕の言葉にはもう、重みがない気がして。
社長からも言われました。
「今までのやり方は忘れろ」
「応援の人のやり方に合わせろ」と。
その瞬間、自分の中で大切にしてきたものが
一気に遠のいていく気がしたんです。
応援の人のやり方は正しい。でも、悔しかった
応援の人のやり方は、間違っていません。
むしろ、速くて、綺麗で、利益も出る。
仕事としては、理にかなっている。
だからこそ、悔しかった。
僕が大切にしてきたのは、
“時間をかけてでも丁寧に仕上げる”やり方。
木の表情を見ながら、一枝ずつ整えていく仕事。
でも今の職場では、「速さ」や「利益」が優先される。
僕の“丁寧さ”が、“遅さ”に見えるようになっていった。
応援の人が社長に褒められている横で、
僕はただ黙って枝を切っていた。
その瞬間、自分が小さくなった気がした。
👉関連記事:焦らず、根を張る|独立を目指す植木屋が今大切にしていること
🌱悔しさは、成長したい気持ちの裏返し
でも、ふと気づいたんです。
この“悔しさ”って、
「まだ成長したい」って思ってる証拠なんやって。

本気でやってなかったら、
人と比べてもこんなに苦しくならない。
悔しさがあるのは、まだ“理想の自分”を諦めてないから。
焦りも悔しさも、全部“根を張る肥やし”になる。
今はまだ地中にあるけど、
必ずこの経験が、次の自分を育ててくれる。
🌿Q&A|よくある3つの悩みと僕の答え
Q1. 「比べないようにしたいのに、どうしても比べてしまいます」
A. 比べてもいいと思います。
比べるのは自然なことやし、それだけ“見たい景色”があるということ。
大事なのは、比べて落ち込む自分を責めないこと。
比べても、落ち込んでも、それが「まだ諦めていない証拠」です。
Q2. 「自分の努力が報われないとき、どうしてますか?」
A. 僕も今、まさにその途中です。
でも、剪定をしている時だけは、
「自分の手で整えた」って実感できる。
結果よりも、“自分の手で整える”という行動に意味があると信じています。
👉参考記事:剪定の本当の意味は「枝を切る」ことじゃなかった。
Q3. 「人間関係がうまくいかず、孤立してしまいそうです」
A. 僕も、正直今は“1人の方が気が楽”と思う時があります。
でもその時間が、自分の心を整える時期なんやと思っています。
距離を取ることで、
「何のためにこの仕事をしているのか」を思い出せる。
🌾比べないことより、“自分を嫌いにならないこと”
「比べないようにしよう」と思っても、実際はむずかしい。
現場に立てば、後輩の動きの速さや、応援の人の手際の良さが目に入る。
SNSを開けば、同業者が成果を出している姿も見える。
でも、比べること自体は悪いことじゃない。
問題は、比べたあとに“自分を嫌いになること”やと思う。
僕もそうやった。
「あの人はすごいのに、自分はまだまだや」
「何年もやってきたのに、こんなもんか」
そんな言葉を、心の中で何度も繰り返していた。
でも、ある日ふと思ったんです。
“誰かと比べて落ち込む自分”を否定するより、
“それでも現場に立っている自分”を認めてやった方がええんちゃうか。
焦りながらも、ちゃんと現場に行ってる。
手が動いている。
木を整えて、汗を流して、誰かの庭をきれいにしてる。
それって、立派に前を向いてる証拠やと思う。
あの人の速さは確かにすごい。
でも僕には、僕の丁寧さがある。
木の表情を見ながら、
「この枝は残した方がきれいやな」と考える時間が好きや。
スピードでは追いつけなくても、
心を込めた仕事は、きっと誰かの目に届く。
実際、あるお客さんに「去年より庭がやわらかく見えるね」って言われたとき、
僕はようやく気づいた。
“速さ”と“丁寧さ”、どっちもこの仕事には必要なんやって。
仕事って、誰かと競うためのものやない。
“誰かに喜んでもらうためのもの”。
そこにもう一度立ち返れたら、
比べて苦しんでいた心が、少しずつ落ち着いていった。
💬 読者への問いかけ
- 最近、自分を責めてしまった瞬間はありましたか?
- その中に、「本当はもっと良くしたい」という気持ちは隠れていませんか?
それなら、それは“前を向く力”です。
比べてもええ。
焦ってもええ。
でも、自分を嫌いになるのはもったいない。
今日の仕事を、
昨日より少しだけ丁寧にやる。
それだけで、もう“根を張ってる”んやと思います。
🌿まだ救われていないけど、止まっていない
正直、今はまだ救われていません。
「今日もあの人と一緒か」と思う朝もある。
でも、それでも現場には立っている。
それが、“根を張る”ということなんやと思う。
答えが出てなくても、
信じたいと思える自分がいる限り、歩き続けたい。
☀️まとめ|比べても、悔しくても、それでいい
比べて、悔しくて、落ち込む日があってもいい。
その気持ちは“生きてる証”です。
悔しさは、自分がまだ燃えてる証拠。
焦りは、未来を見ている証拠。
焦らず、根を張る。
それは、“悔しさを抱えたままでも前に立つ力”。
今日も、地面の下で静かに根を伸ばしている。
そんな自分を、信じていこうと思う。
🌿Instagram・ココナラ紹介
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