剪定を見送るべきサインとは?毎年剪定するからこそ重要な「切らない判断」
「剪定=毎年しないといけない?」その答えから
庭木の管理について調べていると、
「剪定は毎年必要?」
「切らないほうがいい年もある?」
と迷う方は多いと思います。
結論から言うと、
👉 庭木は基本的に毎年剪定するのがおすすめです。
ただし、ここで大切なのは
毎年“同じように切る”わけではない
という点です。
この考え方は、
👉 庭木メンテナンス全体の基本
でもあります。
実際に、
「毎年剪定する意味」や
「管理としての剪定」については、
親記事
👉「常緑樹は冬剪定NG?OKなやり方・危険な剪定」
でも詳しく解説しています。
この記事では、
その中でも特に重要な
“切らない判断(=強く切らない判断)”
に焦点を当てて解説します。
なぜ「毎年の剪定」が庭を一番きれいに保てるのか
まず知っておいてほしいのが、
剪定はまとめてやる作業ではないということです。

数年放置してから強く切るよりも、
- 毎年、軽く整える
- 枝の流れを少しずつ調整する
このほうが、
- 樹形が崩れにくい
- 木への負担が少ない
- 強剪定が不要になる
というメリットがあります。

結果として、
- 庭のきれいな状態をキープできる
- 作業時間が短くなる
- トータルの剪定費用が抑えられる
ことも少なくありません。
👉 コンスタントに植木屋が入っている庭ほど、きれいが長持ちする
これは、現場に立っていて強く感じる事実です。
プロは「見送る」のではなく「剪定量を調整する」
よくある誤解が、
「今日は切らない判断をする」=「何もしない」
というイメージです。
実際のプロの剪定は違います。
👉 毎年必ず木を見て、必要な分だけ切る
- 今年は内側だけ整理
- 今年は高さは触らない
- 今年は形を変えずに維持

このように、
剪定量と剪定内容を調整しているのです。
これは、
1年単位ではなく
数年単位で庭を見ているからできる判断です。
剪定量を抑えたほうがいいサイン① 木の勢いが落ちている
毎年剪定をする中でも、
「今年は強く切らないほうがいい年」はあります。
たとえば、
- 葉の色が薄い
- 新芽の伸びが弱い
- 全体的に元気がない
こうした場合、
👉 剪定はする
👉 でも切る量は最小限
が正解です。
枯れ枝や不要枝を中心に整理し、
回復を邪魔しない剪定を行います。
「剪定を休む」のではなく、
剪定の内容を変えるという判断です。
剪定量を抑えたほうがいいサイン② 季節的に負担がかかる時期
剪定は、
季節によって木への負担が大きく変わります。
- 真夏
- 真冬の常緑樹
こうした時期は、
👉 剪定は入る
👉 ただし整理程度にとどめる
という判断が現実的です。
特に常緑樹は、
葉=体力なので、
一度に切りすぎると回復が遅れます。
常緑樹の剪定時期については
「常緑樹は冬剪定NG?OKなやり方・危険な剪定」
でも詳しく解説していますが、
切らないのではなく、切りすぎないがポイントです。
剪定量を抑えるサイン③ 今年の目的が「維持管理」の年
毎年剪定している庭では、
その年の剪定目的が
👉 作り直しではなく、維持管理
になることが多いです。
この場合、
- 伸びすぎた枝
- 混み合った部分
だけを整えれば十分です。
「毎年頼んでいるから、今年もたくさん切らないと」
という考えは必要ありません。
むしろ、
👉 毎年頼んでいるからこそ、切る量は減っていく
というのが理想的な管理です。
実体験|毎年剪定している庭ほど、仕事は楽になる
植木屋として現場に立っていて、
はっきり言えることがあります。
👉 毎年剪定している庭は、年々剪定が楽になる
- 枝の伸び方が素直
- 無理な徒長が出にくい
- 判断に迷わない
結果として、
- 作業時間が短縮される
- 強剪定が不要になる
- 長期的な費用も抑えやすい
これは、
数年放置してから強剪定が必要になる庭との
決定的な違いです。


「切らない判断」とは、剪定をしないことではない
この記事で一番伝えたいのが、ここです。
👉 切らない判断=剪定しない、ではありません。
- 今年は高さを触らない
- 今年は形を大きく変えない
- 今年は整理に徹する
これらもすべて、
プロとしての剪定判断です。
剪定は、
1年ごとの作業ではなく、
数年かけて完成させていく管理です。
よくある質問(Q&A)
Q1. 剪定は本当に毎年やったほうがいいんですか?
基本的には毎年の剪定がおすすめです。
ただし、毎年同じ量を切る必要はありません。
毎年プロが状態を確認し、その年に必要な分だけ剪定することで、樹形が安定し、強剪定を避けられます。結果的に庭の美しさも長持ちします。
Q2. 「切らない判断」とは、剪定しないという意味ですか?
いいえ、違います。
切らない判断とは、その年は強く切らない・触る場所を限定するという意味です。
剪定自体は行いながら、枯れ枝や不要枝の整理に留める判断も、立派な剪定の一部です。
Q3. 毎年剪定すると、費用が高くなりませんか?
一見すると高く感じるかもしれませんが、
実際にはトータルで安くなるケースが多いです。
毎年管理している庭は枝が暴れにくく、作業時間も短縮できるため、数年放置して強剪定が必要になる庭よりも負担が少なく済む可能性があります。
Q4. 剪定量を控えたほうがいい年はありますか?
あります。
木の勢いが弱い年や、真夏・真冬(特に常緑樹)など、負担がかかりやすい時期は、剪定量を抑えるのが基本です。
この場合も剪定をしないのではなく、整理中心の剪定に切り替えます。
Q5. 自分で剪定する場合も、毎年やったほうがいいですか?
はい。ただし無理は禁物です。
毎年軽く整える意識で行い、判断に迷う場合は切りすぎないことが大切です。
「今年はここまで」と決めておくことで、大きな失敗を防げます。
Q6. プロに毎年頼むメリットは何ですか?
- 数年先を見据えた剪定判断ができる
- 強剪定を避けられる
- 庭の状態を安定して保てる
プロは1年単位ではなく、数年単位で庭を管理しています。
そのため「今年はここを残す」「来年ここを触る」といった判断ができ、結果的に庭全体の完成度が高くなります。
Q7. 今年はあまり切らなくても、本当に大丈夫ですか?
大丈夫です。
毎年管理している庭ほど、切る量は自然と減っていきます。
「切らない年がある」のではなく、**「切る必要が少ない年になる」**のが理想的な庭の状態です。
まとめ|毎年剪定するからこそ「判断の質」が差になる
最後に、この記事の要点です。
- 庭木は基本的に毎年剪定するのがおすすめ
- 毎年同じ量を切る必要はない
- プロは必要な分だけを見分けて切る
- 継続管理で庭はきれいを保てる
- 結果的にトータル費用も抑えやすい
剪定は、
切る量を競う作業ではありません。
毎年きちんと木を見て、
必要な分だけ手を入れる。
それが、庭を長く美しく保つ一番の近道です。
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