【本気で読んでほしい】剪定中の事故はこうして起きる|脚立転落・感電・切創から身を守る判断基準
「自分でできるところはやりたい」その気持ち、間違っていません
・業者に頼むほどでもない
・少し整えるだけ
・節約にもなる
・自分の庭だから自分で触りたい
その気持ち、よく分かります。
むしろ、庭に向き合う姿勢として、とても素敵です。
だからこそ今日は、はっきり伝えます。
👉 剪定は、甘く見ないでください。
怖がらせたいわけではありません。
守りたいから、書いています。
この記事の途中に
「事故予備軍セルフチェック10項目」を用意しました。
正直に答えてみてください。
まず知ってほしいこと|事故は「慣れた頃」に起きる
剪定事故は、
・初めての人
よりも
・何度か経験がある人
に多く起きます。
理由はシンプルです。
✔ 慣れてくる
✔ 少し自信がつく
✔ 「大丈夫だろう」と思う
この瞬間、油断が生まれます。
そして事故は、こういう流れで起きます。
- 今日中に終わらせたい
- もう一枝だけ
- 立て直すのが面倒
- 体を伸ばす
- 落ちる
ほんの数秒です。
事故① 脚立転落|一番多い、そして一番後悔が大きい
剪定事故で最も多いのが、脚立からの転落です。
事故が起きる典型パターン
・平らに見える地面
・少しだけ傾いている脚立
・開き止めチェーンをかけていない
・天板に立つ
・体を横に伸ばす
全部、「分かってるけどやってしまう」行動です。
守るための鉄則
✔ 平らで固い場所に立てる
✔ 開き止めチェーンを必ずかける
✔ 天板には絶対に立たない
✔ 届かなければ降りる
一番大事なのはこれです。
👉 面倒でも、一度降りる。
急がば回れ。
立て直す30秒が、人生を守ります。
怪我したらどうなるか、想像してください
脚立から落ちると、
・骨折
・靭帯損傷
・頭部打撲
珍しくありません。
そして、
・仕事を休む
・収入が止まる
・家族に迷惑がかかる
・通院生活
庭どころではなくなります。
剪定は、人生をかけてやる作業ではありません。
【ここで一度、正直にチェックしてください】
事故予備軍セルフチェック10項目
次の項目に、いくつ当てはまりますか?
正直にチェックしてください。
□ ①「あと少しで届く」と体を伸ばしたことがある
脚立事故のほとんどは、ここから始まります。
届かない=立て直しサインです。
□ ② 脚立の開き止めチェーンをかけないことがある
「すぐ終わるから」は危険ワード。
安全は“毎回”作るものです。
□ ③ 天板に立ったことがある
一度でもあるなら、危険予備軍。
天板=バランス崩壊ゾーンです。
□ ④ 高い枝を見ると「どうにか自分でやりたい」と思う
その気持ちは分かります。
でも、そこが境界線です。
□ ⑤ 電線が近いと感じても作業を続けたことがある
感電は一瞬。
「触らなければ大丈夫」は通用しません。
□ ⑥ 枝を持ったまま鋏やノコギリを入れたことがある
刃の進行方向に指がある状態は、
事故待ちです。
□ ⑦ 疲れているのに「あと少し」と続けたことがある
集中力が落ちた状態での作業は、
事故確率が一気に上がります。
□ ⑧ 電動工具なら楽だから安全だと思っている
速い=安全ではありません。
速い=止まりにくい、です。
□ ⑨ 作業中にスマホを確認したことがある
一瞬の気のゆるみが事故になります。
□ ⑩ 「今まで大丈夫だったから、今回も大丈夫」と思ったことがある
これが一番危険な思考です。
事故は、
今まで無事だった人に起きます。
3つ以上チェックがついたら
正直に言います。
👉 事故予備軍です。
怖がらせたいわけではありません。
でも、
- 横着
- 急ぎ
- 慣れ
この3つが重なると、事故は起きます。
5つ以上チェックがついたら
今日はやらないでください。
本気で言っています。
怪我をしてからでは遅い。
急がば回れ。
0〜2個だったあなたへ
素晴らしいです。
でも油断しないでください。
安全は、毎回作るものです。
事故② 高所作業|ここから先は完全にプロの領域
「脚立でもちょっと怖い」
この感覚、実は正しいです。
怖いと感じる高さは、危険です。
プロは高所で、
・フルハーネス
・落下防止ロープ
・ロープワーク技術
・高所作業車
を使います。
でもこれは、
👉 装備+経験+判断力
があって初めて成立します。
装備だけあっても安全ではありません。
一般の方の判断基準
✔ 両手が自由に使える
✔ バランスを崩す不安がない
✔ 落ちても重大事故にならない高さ
これを超えたら、
👉 迷わずプロに任せる。
それは弱さではなく、賢さです。
「自分でやっていい範囲/プロ案件の境界線」の記事も、必ず参考にしてください。
事故③ 感電|一瞬で終わる事故
剪定中の感電事故は、意外とあります。
特に危険なのが、
・枝の奥にある電線
・家屋への引き込み線
・風で揺れる枝
ノコギリや金属鋏が触れた瞬間、終わります。
感電を防ぐ判断
✔ 電線が見えたらやらない
✔ 近いと感じたら中止
✔ 自分で「大丈夫」と判断しない
電線が絡む作業は100%プロ案件です。
やり直しはききません。
事故④ 切創(切り傷)|「慣れ」が一番危ない
剪定鋏もノコギリも、凶器になります。
特に危険なのは、
・疲れている時
・焦っている時
・早く終わらせたい時
電動工具はさらに危険です。
✔ 速い
✔ 止まらない
✔ 反応が遅れる
初心者ほど、手道具のほうが安全です。
道具については
「剪定の道具、何が必要?」
の記事で詳しく解説しています。
横着したくなったら、それが“終了サイン”
現場で大事にしていること。
👉 横着したくなったら、今日は終わり。
・脚立を立て直すのが面倒
・片付けが億劫
・集中が切れている
この感覚が出たら、やめてください。
事故は「気のゆるみ」から始まります。
安全は、剪定量ともつながっている
無理な体勢で切る
高いところまで触る
一気に終わらせようとする
これらは、
✔ 切りすぎ
✔ NG剪定
✔ リカバリー不能
にもつながります。
あわせて読んでほしい記事:
・切りすぎ防止|剪定量の基準
・やってはいけないNG剪定
・自分でやっていい範囲/プロ案件の境界線
安全は、すべてつながっています。
この記事を読んでくれたあなたへ
ここまで読んだあなたは、
✔ もうなんとなく切る人ではありません
✔ 判断できる人です
剪定は、
「うまく切る」より
「やめる判断」が大事。
あなたの体が一番大事です。
日和舎より
大阪府全域で、剪定・庭木管理をしています。
・高所が不安
・電線が絡んでいる
・危険かどうか判断してほしい
Instagramでは現場のリアルや安全管理も発信しています。
庭も守る。
人も守る。
それが仕事です。
日和舎、今日もいい日。
