秋になると、美しい紅葉を見せてくれるモミジ。
日本の庭では定番の庭木で、シンボルツリーとして植えられることも多い人気の木です。

しかし実際には

・モミジの剪定はいつするの?
・切りすぎると枯れる?
・自分で剪定できる?

こうした悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。

モミジは丈夫な木ですが、剪定の仕方を間違えると樹形が崩れたり枝が暴れたりすることがあります。

この記事では、造園の現場で実際にモミジを剪定している庭師の視点から

・モミジの特徴
・剪定時期
・自然な樹形を保つ剪定方法
・庭でよく起こるトラブル

をわかりやすく解説します。

庭のモミジを長く美しく楽しむために、ぜひ参考にしてみてください。


モミジとはどんな木?

モミジはカエデ科の落葉樹で、日本庭園や住宅の庭で広く植えられている人気の庭木です。

庭木としてよく使われるのは

・イロハモミジ


・ヤマモミジ

などの種類です。

モミジの魅力は、四季を通して楽しめるところです。

春はやわらかい新緑
夏は涼しげな木陰
秋は鮮やかな紅葉

一本あるだけで庭の雰囲気がぐっと良くなります。

ただし、放置すると枝が増えて樹形が乱れやすい木でもあるため、定期的な剪定が大切になります。


モミジの剪定時期

モミジの剪定は、主に次の時期に行います。

冬(12月〜2月)

モミジの剪定に一番おすすめの時期です。

葉が落ちているため

・枝の構造が見やすい
・木への負担が少ない

というメリットがあります。

植木の現場でも、モミジの剪定はこの時期に行うことが多いです。


夏(6月〜7月)

軽い剪定なら可能です。

・徒長枝を切る
・混み合った枝を整理する

新緑のモミジ
新緑のモミジ

など、軽く整える程度の剪定にとどめておきましょう。

強く切る剪定はおすすめしません。


モミジの剪定方法(自然樹形を保つコツ)

モミジの剪定で大切なのは

枝を短く詰めるのではなく、枝を間引くことです。

具体的には

・内側に伸びている枝
・交差している枝
・混み合っている枝

こうした枝を根元から整理します。

モミジは

「透かし剪定」

が基本です。

枝を刈り込んで丸くする剪定は、モミジにはあまり向いていません。

刈り込みをすると

・枝が暴れる
・不自然な樹形になる
・翌年に徒長枝が増える

といった問題が起こりやすくなります。

剪定の基本については、こちらの記事でも解説しています。

👉
「やってはいけないNG剪定とは?強剪定が庭木に与える影響」


モミジを強く切るのはおすすめしない理由

現場でよくあるのが

「小さくしたいから強く切る」

という剪定です。

しかしモミジは強く切りすぎると

・枝が暴れる
・形が崩れる
・徒長枝だらけになる

という状態になりやすい木です。

実際にお客様から

「前に切りすぎてしまって形がおかしくなった」

という相談を受けることも少なくありません。

庭木は一度で小さくするよりも、数年かけて整える方がきれいに仕上がることが多いです。


現場でよくあるモミジのトラブル(体験談)

現場でよく見るのが

数年間剪定されていないモミジです。

枝が混みすぎて

  • 風通しが悪い
  • 日当たりが悪い
  • 枝同士が絡む

といった状態になっていることがあります。

こうなると

  • 剪定に時間がかかる
  • 木への負担も大きくなる
  • 中の枝が枯れる

ため、作業が大掛かりになります。

中の枝が枯れると枝を更新したい時に残す枝がなく、手長で形の悪い紅葉になってしまいます。

それでも強引に強くきってしまうと元の自然な樹形が崩れ、元に戻すのには手間とコストがかかります。

👉剪定で形が崩れたときのリカバリー方法|元に戻せる庭・戻らない庭の分かれ目の記事はこちら

やはりモミジは

毎年軽く整える剪定

が一番きれいに維持できます。


剪定費用の目安(実際の金額例)

モミジの剪定費用は、木の大きさや状態によって変わります。

例えば高さ3m程度の場合

毎年剪定している木
8,000円〜12,000円

数年放置した木
20,000円〜30,000円以上

枝が混みすぎると作業量が増えるため、費用も高くなることがあります。

剪定費用の考え方については、こちらの記事でも解説しています。

👉
「剪定費用はなぜ高い?庭師の仕事の内容」


モミジにつきやすい害虫

モミジにはいくつかの害虫がつくことがあります。

代表的なのは

  • アブラムシ
  • カイガラムシ
  • ハダニ

これらの虫は、放置すると木を弱らせる原因になります。

庭木につく虫については、こちらの記事でも解説しています。

👉
「庭木につくカイガラムシの対処方法」


モミジに出やすい病気

モミジでは、次のような病気が見られることがあります。

  • ・うどんこ病
  • ・炭疽病

風通しが悪いと病気が出やすくなるため、剪定で枝を透かしておくことが大切です。

庭木の病気については、こちらの記事も参考にしてみてください。

👉
「庭木のうどんこ病の対処方法」


日和舎の庭木管理の考え方

日和舎では

無理に大きく切らない剪定

を大切にしています。

庭木は

  • 毎年軽く整える
  • 枝を透かす
  • 自然な形を残す

こうした手入れを続けることで、長く美しい姿を保つことができます。

一度に強く切るよりも

毎年少しずつ整える管理

の方が

  • 木にも優しく
  • 見た目も自然で
  • 結果的に費用も抑えられる

ことが多いです。

庭は一度作って終わりではなく、時間をかけて育てていくもの。

モミジも丁寧に手入れすることで、年々美しい姿になっていきます。


まとめ

モミジの剪定のポイントは

  • 剪定は冬が基本
  • 枝を透かす剪定をする
  • 強剪定をしない

ということです。

モミジは、ゆっくり整えていくことで自然で美しい樹形になります。

庭のモミジを長く楽しむために、定期的な手入れをしていきましょう。


剪定のご相談は
Instagram・hiyoriya_space

ココナラでも受け付けています。

庭木の管理や剪定について気になることがあれば、お気軽にご相談ください。