「引越し先、どんな部屋にしようか?」
物件探しをしていると、つい間取りや家賃、立地ばかりに目がいきがちですよね。
でも、“植物がある暮らし”をこれから始めたい人にとって、じつはもっと大切なチェックポイントがあります。
光の入り方、風の通り道、エアコンの向き、そして植物の居場所。
僕自身、引越しをきっかけに観葉植物とより深く付き合えるようになりました。
逆に、うまく育たなくて「あぁ、この部屋じゃなかったら…」と後悔したことも。
我が家ではあまり日当たりが良くなく、植物が弱ってしまった経験があります。
この記事では、引越し前に“植物の目線”で考えておくといいことや、引越し当日のちょっとしたコツまで、僕自身の体験を交えて紹介していきます。
「植物と一緒に暮らすための引越し」を考える人に、少しでも役立ちますように🌿
⸻
植物が元気に育つ“引越し先”ってどんな部屋?

朝の光が入る「東向き」がベストな理由
植物にとって「光」はごはんみたいなもの。
日当たりの良い部屋=植物にとって住みやすい家、なんです。
とくにおすすめなのが東向き。
午前中のやわらかい光は、葉焼けのリスクも少なく、室内の植物にも優しいんです。
僕の経験では、東向きの部屋に置いたウンベラータは葉がしっかり育ち、ツヤ感も◎。
逆に、西日ガンガンの部屋に置いた時は、葉がチリチリに焼けてしまったことも…。
強い日を当てすぎて、帰宅したら炙ったみたいになっていてびっくりしたこともあります。
光は「やさしさ重視」で選ぶと、植物も元気に育ちやすくなりますよ。
⸻
風通しは“虫”と“病気”を防ぐパートナー
部屋の空気、こもっていませんか?
風通しが悪いと、カビやコバエの原因になることも…。
これは庭木にも同じことが言えます。密度が濃かったり、風が抜けないことで虫が湧いてしまいます。
植物も人間と同じで「空気がこもった場所」はストレスなんです。
引越し先を内見するときは、窓が両側にあるか(いわゆる“2面採光”)も要チェック!
風が通ることで、湿気も抜け、植物の呼吸もスムーズになります。
部屋に住む我々も気持ちがいいはずです。
→こちらに、庭に吹き抜ける風がなぜ良いのかを詳しく記事にしています。
⸻
エアコンの風は植物にNG?位置チェックしよう
意外と見落としがちなのが「エアコンの吹き出し口」。
植物が直接エアコンの風を受けると、葉が乾燥したり、しおれたりします。
特に夏場の冷風は、思った以上に植物にストレスを与えるんです。
エアコンの下に植物を置く予定がある人は、風の向きを変えられるかどうかも内見時に見ておくと安心です。
自然な風はいいのに、人工的な風はだめ。判断が難しいと思いますが、簡単なのは自分だったらどうかです。
植物も人間と同じで生きています。ストレスのないようにのびのび育てましょう。

⸻
置き場所の確保は「引越し前」から決めておく
引越しが決まったら、家具の配置と同時に「植物の場所」もプランに入れておくのがおすすめ。
僕はこれをやったんですけど、思ったよりも植物が大きくて思っていた場所にはおけませんでした。

おすすめは常に見えるところ、通るところです。綺麗に見えるから当たり前なんですけど、離れたところや、あまり立ち入らないところにおくと管理が行き届かなくなります。
それだけで水やりが面倒になって、世話のリズムも狂ったりするんですよね。
「ここの窓際に置こう」
「ここは直射日光強すぎるからレースカーテンを用意しよう」
——そんな風に、植物にも“定位置”を準備してあげると、すごく育てやすくなります。
⸻
実録:植物を連れて引越した日。僕の成功と失敗
大事なグリーンをダンボールに入れたら…
植物について無知の頃だったとはいえ、これ、ほんとやめた方がいいです(笑)。
僕が最初の引越しでやってしまった失敗の一つが、大きな植物を無理やり段ボールに詰めたこと。
あの時の僕はいかに綺麗にダンボールに詰めていけるかしか考えていませんでした。
その結果、葉が折れる、土がこぼれる、ダンボールが濡れて破れる…もう大惨事。
片付けも大変だし、植物が傷んでしまって悲しいですし、もうあんな過ちはしません。
おすすめは、鉢そのままでタオルや毛布を巻いて運ぶこと。
底にはビニール袋を敷いて、床を汚さないようにするのも忘れずに!
⸻
引越し直後にやってよかったこと・やればよかったこと
やってよかったのは、「とりあえず植物を窓際に避難させた」こと。
荷解き中も明るい場所に置いてあげるだけで、元気が保てます。
逆にやればよかったのは、水やりのスケジュール管理。
環境が変わると乾き方も変わるので、鉢ごとにメモしておけばよかった…と反省しています。
⸻
土がこぼれた!養生と運搬で意識すべきこと
鉢の上にラップをかぶせたり、新聞紙でぐるっと包むのがおすすめ。
新聞紙は汚れても捨てれるし、思う形に破ったり、包んだりできるのでおすすめです。
特に大型植物は、鉢の重さで車内や玄関を汚すこともあるので、移動時の養生はしっかりと。
意外に忘れるのが、店舗に植物を買いに行った時です。
買うと決めて出かけた日はいいですが、ふと可愛いなと思って衝動買いした時は、養生の準備が出来ていない為、車を汚さないように気を付ける必要があります。
⸻
植物と一緒に引っ越すための準備チェックリスト
引越し業者に伝えておくべき「植物あります」の一言
実は、植物の扱いを嫌がる業者もいます。
「鉢植えは運べません」と言われて、慌てて自分で運ぶことになった友人も…。
大きい植物だったので、急遽僕の車で運びました。
見積もりの時点で「観葉植物がいくつあります」と伝えておくと、トラブルを防げてスムーズです!
⸻
引越し1週間前から始める“水やりスケジュール”管理

水をたっぷりあげた直後に運搬すると、鉢がびちゃびちゃ&重くなります。
引越し1週間前からは、水やり間隔を調整しながら、引越し前日には「やや乾燥気味」にしておくのがコツ。
新居がびちゃびちゃになるのは嫌だし、退去確認前の家を汚してしまうのも避けたいところです。
もう一つ理由が、水を多く含んでいると鉢が重たくて運搬が大変になってしまいます。
季節によっても乾きに差があるので調整しましょう。
⸻
「ここに置くぞ!」を先に決める図面チェックのすすめ
物件の間取り図を印刷して、植物の位置も描き込んでみると、暮らしのイメージがグッと具体的になります。
家具だけじゃなく、植物の居場所も主役にしてあげてくださいね。
我が家は植物に関わらず、図面を持ち歩いて家具や家電、植物を揃えていきました。
一軒家を購入する時も図面を持って出かけることをしていましたよ。
⸻
引越しで植物が元気になる?暮らしの変化と心の変化
部屋が変わると、植物との距離感も変わる
僕自身、引越ししてから、植物に向き合う時間が増えました。
光が変わり、風が変わり、「お、今日は葉がぴんとしてるな〜」なんて思える日が増えたんです。
暮らしの環境が変わるって、植物との距離感にも変化をくれるんですよね。
僕は職業柄興味をもったという可能性も高いですが、皆さんは植物に対してどれぐらいの関心がありますでしょうか。
⸻
植物が“暮らしのスイッチ”になった瞬間
朝、カーテンを開けて、植物が光を浴びる姿を見ると、ちょっとだけ「今日もがんばろう」って思える。
その後に庭に出て、自分もいっぱいの日光を浴びれば“今日も、いい日。”と感じること間違いなしです!
忙しい毎日だからこそ、静かにそこにいてくれる植物が、暮らしのスイッチになってくれるんです。
⸻
新生活こそ、小さなグリーンを迎えるチャンス
これから新しい部屋に引っ越す人には、ぜひ「小さな植物」をひとつ育ててみてほしい。
引越し=“暮らしを整えるタイミング”だからこそ、グリーンとの相性も◎。
玄関、キッチン、寝室——どこに置くか考えるだけでもワクワクします。
⸻
これから引越すあなたへ。おすすめの引越しサービスと選び方
植物がある人におすすめの引越し業者とは?
大型観葉植物を安全に運んでくれる業者か?をチェック。
たとえば、
• 植物専用のクッションや梱包材があるか
• 運び方に慣れているスタッフがいるか
を確認しておくと安心です。
⸻
引越し一括見積もりサイトで「条件」を明確に
「植物あり」「大型家具なし」など、自分の条件に合った業者を探すなら、一括見積もりサイトが超便利。
⸻
まとめ|植物と引越しは、「自分の暮らしを大切にする」ってこと
引越しは、ただの荷物の移動じゃなくて、“暮らしをリセットするチャンス”でもあります。
そのタイミングで「植物のある暮らし」も一緒に始められたら、毎日がちょっとだけあたたかく、前向きになれる。
植物は、言葉を話さないけれど、あなたの暮らしにそっと寄り添ってくれる存在です。
引越し先での新しい毎日が、あなただけのやさしい日々になりますように🌱
もし「どんな植物を置こうかな」「他の人はどうしてるんだろう?」なんて思ったら、ぜひ日和舎(ひよりや)のInstagramものぞいてみてください🌿
実際に植物と暮らす日々や、自然に寄り添うアイデアを、写真とことばでゆるやかに発信しています。
📷 ▶ Instagramを開設しました。
新しい暮らしが、あなただけの「心地よい場所」になりますように。